若いのになぜ?男の若白髪の原因と対策・見つけた時の対処方法をご紹介
ふと鏡を見て、白髪が気になることはありませんか?年代が若いとなおさら悩んでしまいますよね。本記事では、白髪が目立っていて気になる、ヘアスタイルが楽しめないなど、若白髪に悩まされている方へ、若白髪の原因や予防対策、生えてきた時の対処をご紹介します。
目次
まだ若いのになぜ?10代・20代で若白髪が生えてくる原因
白髪は、通常加齢とともに増えていくものです。そのため、10代・20代で生えてくると、「若いのになぜ?」と疑問を感じるとともに、若白髪に悩む人も多いでしょう。若白髪がどうして生えてくるのか、5つの原因をご紹介します。
若白髪には遺伝が関係ある?
若白髪が生えてくる原因には、遺伝が関係あると言われています。髪は、黒のメラニン色素をつくる『メラノサイト』という色素生成細胞の働きによって黒髪になります。そのため、メラノサイトの働きが弱い家系だと、遺伝的に若白髪になりやすいと言われています。両親が若い時に若白髪が多かったならば、遺伝的要因があるかもしれません。
ストレスがたまる
ストレスも若白髪の原因のひとつです。メラニン色素をつくるメラノサイトは細胞なので、成長するためには栄養が必要になります。ストレスは、自律神経のバランスを崩し、血管を縮め、血行不良を引き起こします。するとメラノサイトに十分に栄養が届かないので、メラニン色素がつくられず、白い髪のまま生えてきてしまいます。
現代は、ストレス社会と表現されることもあるほど年齢を問わずストレスを受けやすい社会です。10代・20代は、学校やSNSなどのコミュニティのなかで、ストレスをためることも多く、若白髪につながる要因になります。
血行不良
血液は、細胞に栄養を運ぶ役割をもっているので、血行不良になってしまうと、毛髪にしっかりと色素が定着せず、若白髪が生えてきてしまいます。
血行不良の原因には、運動不足や発汗不足などがあります。運動不足になると、筋力が低下し、血液を送り出す力が弱ってしまいます。すると、血の巡りが悪くなり、若白髪以外にもからだに影響を及ぼします。また、発汗の少ない人は、摂取する水分が少なくなりがちで、血液がドロドロになりやすいです。血液の流れが悪くなり、結果的に血行不良を引き起こします。
栄養不足は頭皮にも影響あり
食生活が偏ったり、食事を満足にとっていなかったりすると、栄養不足になり、からだを壊すだけでなく、若白髪の原因にもなります。髪の主成分の90%以上を占めるタンパク質やメラニン色素の原料となるチロシン、タンパク質の吸収を高める亜鉛などの栄養が不足し、髪をつくる細胞も栄養不足で働きが弱くなります。
10代・20代で栄養不足を引き起こす原因のひとつがダイエットです。食事を減らすことによって栄養が不足するだけでなく、ストレスもたまりがちなので、ダイエットは若白髪の原因になりやすいでしょう。
睡眠不足
睡眠時にからだのなかでは、さまざまな活動が行われています。そのひとつが細胞の新陳代謝です。睡眠時に分泌される成長ホルモンが細胞の新陳代謝を促し、髪をはじめとしたからだのあらゆる部分を維持してくれます。睡眠不足になると、細胞が働く時間も不足するので、髪の細胞にも影響を与え、白髪のまま生えてきてしまいます。
また睡眠不足は、血行不良を引き起こす原因でもあります。寝ている間は、副交感神経が優位になっているので、血液の流れもスムーズです。起きていると、交感神経が優位になり、血管を収縮させ、血流が悪くなります。睡眠不足は、それだけでも若白髪の原因になりますが、血行不良という面でも原因をつくってしまいます。
若白髪が生えてこないための対策
若白髪が生えてくる5つの原因をご紹介しました。遺伝的要因は回避できませんが、その他の原因は生活や食事に関わる部分なので、意識して改善することができます。若白髪が生えてこないための対策を4つ詳しく説明していきます。
ストレスをためないようにリフレッシュする
ストレスをためると若白髪が生える原因になるので、適度にリフレッシュして、ストレスを解消することが大切です。学校や会社、SNSなどでたまったストレスを、スポーツでからだを動かしたり、趣味を楽しんだりするなどで解消しましょう。ただ趣味がない人や運動が苦手な人は、どうやってストレスを解消していいかわからないかもしれません。
メディケア生命保険株式会社が行った『ビジネスパーソンの疲れとストレスに関する調査2018』では、1,000人にストレス解消法をリサーチしているので、ストレス解消法の参考に見ていきます。
「ぐっすり眠る」「美味しいものを食べる」「旅行する」「ショッピングをする」「お酒を飲む」がトップ5です。他には、「テレビを見る」「音楽を聞く」「家族に相談する」というストレス解消法もランクインしているので、運動や趣味でなくても、仕事や学校生活などをいったん忘れて、好きなことをするだけでストレスを解消できるので、試してみてください。
冷え改善やマッサージで血行を良好に
冷え性は、細胞の動きを弱め、免疫力が下がると言われています。免疫力が下がると、血液がドロドロになりやすく、血行不良を引き起こし、若白髪の原因になります。冷え性の方は、ぬるめのお風呂に浸かったり、ストレッチをしたりして、からだを温め、血行を促進しましょう。
頭皮のマッサージも若白髪対策に効果的です。頭皮を刺激することで、血流を促すことができ、栄養が届きやすくなります。お風呂に入っている時などにマッサージをすると、血行促進効果がさらに高まり、リラックス効果でストレス解消も期待できますよ。
髪に良い栄養を取ろう
髪の栄養不足を解消するために、食生活を改善しましょう。特に摂取したい栄養素は、タンパク質、チロシン、ミネラル、ビタミンです。主な食材をまとめたので、ぜひ食生活に取り入れてみてくださいね。
- タンパク質:髪の構成する栄養素 肉・卵・豆腐 など
- チロシン:メラニン色素の原料になる チーズ・大豆 など
- ミネラル:髪を保護したり、成長を促進したりする 海藻類・魚介類・ナッツ など
- ビタミン:コラーゲンを生成する レバー・納豆 など
しっかり睡眠をとる
しっかり睡眠をとることは、若白髪対策にとても効果的です。睡眠中に分泌される成長ホルモンによって、細胞が活性化し髪にしっかりと色素を定着させてくれます。さらに、自律神経を整えたり、ストレスを解消したりする効果もありますよ。
黒髪が白髪になるメカニズム
若白髪が生えてしまった時の対処を紹介する前に、黒髪が白髪になるメカニズムを説明します。白髪は、黒髪が白くなったのではありません。髪は元々は白く、メラノサイトという色素細胞によって色付けされることで、黒髪になります。
メラノサイトは、黒褐色のメラニン色素をつくっています。若白髪の原因で紹介したストレスや睡眠不足などによって、メラノサイトの働きが弱まり、メラニン色素が十分につくられず、色素が定着しないまま白髪が生えてきてしまいます。メラノサイトは、加齢によっても働きが弱くなるので、年齢を重なると自然に白髪が生えてくるのです。
若白髪が生えてしまったら?
生活に気をつけていても、気づかぬうちに若白髪が生えてしまうこともあるでしょう。そのままにしておくと目立ってしまうので、対処が必要です。おすすめの対処法を4つご紹介します。
根元からカットする
若白髪を見つけたら、根元からカットするのが一番手軽な対処法です。他の黒髪に隠れるので、目立たなくなりますよ。気が付いたらすぐに対処でき、数本ならすぐに目立たなくできるのがメリットですが、本数が多いと時間がかかってしまいます。本数が少ない場合におすすめです。なお、また伸びるくらいなら抜く方がいいと思うかもしれませんが、若白髪を抜くのはNGですよ。
全体を白髪染めする
若白髪がところどころに生えていて気になる場合は、全体を白髪染めするのも対処のひとつです。若白髪の量が多い場合は、根元カットは時間がかかりすぎてしまうので、白髪染めなど全体をケアできるものを選ぶのがおすすめです。
カラーコンディショナーを使う
カラーコンディショナーとは、髪を傷めることなく、徐々に白髪を染色してくれるアイテムです。白髪染めは、少なからず髪にダメージを与えます。白髪染めを続けて髪が傷むのが心配という方は、カラーコンディショナーを使ってみてはいかがでしょうか。
ヘアマニキュアを使う
ヘアマニキュアは、髪になじませることで簡単に若白髪を染められます。カラーコンディショナーは継続して使うことで染色されますが、ヘアマニキュアは1回ですぐ染まるのがポイントです。白髪染めよりも髪へのダメージが少ないので、即効性を求める方はヘアマニキュアを使ってみましょう。
若白髪は抜いてはいけません!
若白髪が生えてきて、気になるとカットしたり、染めたりするよりも抜いていっそ無くしてしまいたいと思いますよね。抜くと増えるという声もあって、本当に抜いてもいいのだろうかと迷っている方もいるでしょう。結論から言うと、若白髪は抜いてはいけません!なぜ若白髪を抜いてはいけないのか詳しく説明していきます。
抜いてはいけないその理由
若白髪はなぜ抜いてはいけないのでしょうか。2つの理由をご紹介します。
若白髪は抜いても減らない
若白髪は、抜いても減ることはありません。確かに抜いてすぐは若白髪がなくなりますが、若白髪が生えやすい原因が無くならない限り生えてきます。食生活の乱れやストレス、睡眠不足によって、メラニン色素をつくる細胞のメラノサイトが弱っていると若白髪が生えやすくなります。その状態を解消することで、若白髪が生えにくくなります。
毛穴・頭皮を傷つけてしまう
若白髪を無理やり抜くと、毛穴や頭皮を傷つけてしまいます。毛が生えてくる環境を悪くする場合もあり、薄毛になる可能性もあります。若白髪に加えて薄毛になると、さらに悩みが増えてしまうので、若白髪は抜かずに、根元のカットや染色で対処することをおすすめします。
若白髪と向き合って正しいケアで若々しさを保ちましょう!
若白髪が生えてくる原因には、遺伝やストレス、血行不良、栄養不足、睡眠不足が挙げられます。若白髪が生えないようにするためには、原因に挙げられる生活習慣を改善することが大切です。
もし生えてきてしまっても、決して抜いてはいけません。抜いても若白髪は減ることがなく、かえって毛穴や頭皮を傷つけ、薄毛の原因になる可能性もあります。根元からカットしたり、染めたりして対処するのが最適です。若白髪の原因、対策を参考に、正しいケアを行い、若々しさを保ちましょう。