ヘアカラーの色落ち原因と色抜け防止法・発色を保つ自宅ケア・対策方法!

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h_32_1,髪 色落ち 防ぐ

せっかく美容院で髪を染めたのに、色落ちしてしまったらがっかりしてしまいますよね。では、なぜ髪を染めると色落ちしてしまうのでしょうか。その原因と色落ちを防ぐための方法、色落ちしにくいシャンプーをご紹介します。

目次

カラーした髪色はなぜ色落ちするの?その仕組みと原因

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髪を染めたばかりのときはきれいに色がついていたのに、だんだん色落ちして染めたときと違った色になってしまった経験がある方は、意外に多いのではないでしょうか。そもそも、なぜカラーした髪色が落ちてしまうのか、原因を探っていきましょう。

色落ちする仕組み

髪の毛のカラーが落ちるのはなぜかを知る前に、まず髪の毛がどのような仕組みで染まるのかを解説します。

私たちの髪の色はメラニン色素によって色がついてます。カラーするときは、このメラニン色素を破壊して髪の毛の中に空洞を作り、色をつける薬を浸透させて染めます。髪の色が落ちるのは、髪に浸透した薬が何らかの原因によって洗い流されてしまったり、壊されてしまったりすることによって起こります。

髪が色落ちする原因

次に、髪が色落ちする原因について解説していきます。なぜせっかく染まった髪の色が落ちてしまうのでしょうか。

紫外線がメラニン色素を破壊するため

紫外線は肌に悪い影響を与えるとよく耳にしますが、実は髪の毛にもダメージを与えています。髪の毛は「ケラチン」という18種類のアミノ酸からできたたんぱく質でできています。

髪に紫外線を浴び続けると、このアミノ酸の結合が切断されて髪を守っているキューティクルがはがれてしまいます。そうなると、髪が傷んでしまい、内部のたんぱく質が流れ出てしまいます。そして、それと同時にカラーをしたときの薬品も流れ出てしまうため、色落ちしてしまうのです。

ドライヤーやコテの熱が髪にダメージを与えるため

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キューティクルが高温によってダメージを受けることで、色落ちする場合があります。その原因の多くは、ドライヤーやコテによる熱です。

ドライヤーもコテもかなり高温になり、100度以上になっていることがあります。そのような高温の風を髪に当てると、熱によるダメージと乾燥によってキューティクルが開いてしまい、カラーが色落ちしてしまうことがあるのです。

洗浄力が強いシャンプーが髪にダメージを与えるため

シャンプーが髪の色落ちの原因になることもあります。商品の配合成分のなかに「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ラウレス硫酸ナトリウム」と記載されているものは、洗浄力が強く、洗浄力が強いシャンプーはキューティクルにダメージを与えてしまうことがあります

髪が濡れた状態でキューティクルが開いたままになるため

髪を洗って濡れている状態のときは、キューティクルが開いている状態です。この状態のまま長時間置いていると、キューティクルが開いたままになってしまうため染料が流れやすくなってしまいます。

水泳時などプールの塩素で色落ちするため

プールに使われている塩素が原因で髪が色落ちすることがあります。塩素は強い殺菌作用があるため、不特定多数の人が入るプールに使われますが、漂白剤と同じ成分の塩素は髪にダメージを与えてしまいます。

スポーツジムのプールや夏場にプールへ行くことが多い方は、髪の色落ちが早い傾向があります。

色落ちしにくいカラーとは?

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ヘアカラーには色落ちしやすい色と色落ちしにくい色があるのでしょうか?

赤やピンクの明るいカラーは色落ちしやすい

一般的に明るいカラーのほうが色落ちしやすいと言われています。ヘアカラーは薬を使ってキューティクルを開いてからメラニン色素を抜き、中に染料を入れますが、明るい色ほどメラニン色素の量を多く抜かなければなりません。そして、中に入れる染料の色素は薄いため中にとどまりにくく、色落ちしやすいのです。

また、アッシュ系のカラーも色落ちしやすいです。アッシュ系の色にするために髪を脱色しますが、日本人の黒髪を脱色すると髪が黄色っぽくなります。この黄色はアッシュ系の寒色カラーと正反対の色であるためカラーが入りづらく、色落ちしやすくなってしまいます。

ブラウンなどの暗めのカラーは色落ちしにくい

一方、暗めのカラーは一般的に色落ちしにくいカラーだとされています。日本人の髪は黒がベースなので、それほど脱色しなくてもいい暗めの色にすると染料が髪にしっかり入って、色落ちしにくくなります。

髪の色落ちを防ぐ方法

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次に、髪の色落ちを防ぐためにはどのようなことに気をつけたらいいのかをご紹介します。せっかく染めた髪の色をできるだけ長く維持するために、日常生活でも気をつけましょう。

髪を染めた当日はシャンプーをしない

髪を染めたとき、染料が髪の中にしっかり浸透して定着するまでに約24時間以上かかります。ですから、髪を染めた当日はシャンプーをしないほうがいいでしょう。

また、髪を染めた当日はキューティクルが開いている状態になっているため、洗ってしまうとせっかく染めた染料が流れ出てしまいます。

できれば2日程髪を洗わないのが良いのですが、2日も洗わないのは気持ちが悪いという方は、2日目はシャンプーを使わずぬるま湯だけで汚れを落とす程度にしておくといでしょう。

ドライヤーやコテを使いすぎない

熱から髪の毛を守るためには、ドライヤーやコテの使いすぎに注意が必要です。髪を乾かすときは、タオルである程度の水分を吸ってから、ドライヤーを使えば短時間で済みます。そして、ドライヤーを使用するときは、髪から15~20cmほど離して根本から風を当てるようにしましょう。

同じ場所に長時間風を当てないように注意して、短時間で乾かすように気をつけることが大切です。

紫外線対策をする

髪の色落ちを防止するためにはできるだけ紫外線を浴びないようにすることが大切です。髪のダメージを最小限に留めるために、帽子を使用するといいでしょう。また、髪に使うことができるUVスプレーが売られていますので、使ってみてはいかがでしょうか。

シャンプーするときはぬるま湯を使う

熱いお湯で髪を洗うと色落ちしてしやすくなってしまいます。熱いお湯は髪の薬剤を流してしまうため、髪を洗うときは36~38度程度のゆるめのお湯で洗うのをおすすめします。

シャンプーを見直す

洗浄力が高いシャンプーは色落ちの原因になる場合があるため、カラーリングをしたあとは洗浄力が優しいシャンプーを使用しましょう。

髪の色落ちしにくいシャンプーは、髪と同じアミノ酸由来の「アミノ酸シャンプー」があります。アミノ酸シャンプーはダメージケア効果や保湿効果も期待できるところがおすすめのポイントです。

また、髪を洗うたびにシャンプーに含まれている染料が髪に浸透していき、髪の色落ちを防ぐ「カラーシャンプー」がおすすめです。カラーシャンプーにはシルバーやピンク、ブラウンなどの様々な色があり、自分の髪色に合わせて選ぶことができますよ。

洗い流さないトリートメントで髪を保湿する

髪の色落ちの原因になるキューティクルのダメージを防ぐために、洗い流さないタイプのトリートメント「アウトバストリートメント」をおすすめします。キューティクルは一度ダメージを受けてしまうと元に戻ることがありません。

そうなると、髪の色落ちが防げなくなってしまうため、アウトバストリートメントでキューティクルを保護しておく必要があるのです。

また、アウトバストリートメントにはドライヤーの熱から髪を守る働きもあります。高温の熱は髪にダメージを与えて色落ちの原因になるため、アウトバストリートメントで髪を守ることは色落ちを防ぐために有効な手段と言えます。

シャンプー後はすぐに髪を乾かす

濡れたままの髪はキューティクルが開いたままの状態になっていて、染料が流れやすいため色落ちしやすくなっています。濡れたままの時間が長ければ長いほど、キューティクルが傷つき、ダメージを受けやすくなってしまうのです。

濡れている髪はできるだけ早く乾かし、さらに前述したアウトバストリートメントで保湿すると色落ちを防ぐことができます。

色落ちしたときのことを考えた色で染める

髪を染めるとき、色落ちしたときのことを考えた色で染める方法があります。カラーリングは日が経つにつれて、どうしても少しずつ色が落ちていってしまうものです。それを考慮して、最初から少し暗めの色で染めると色落ちしたときにちょうど良い色になりますよ。

また、明るい色に染めたい場合は、希望している色よりも1~2トーン暗めの色で染めると色落ちした時に明るすぎなくていいでしょう。

髪の色落ちを防ぐ市販のおすすめシャンプー10選

髪の色落ちを防ぐ方法のなかに、色落ちしにくいシャンプーを使うと解説しましたが、今回は「アミノ酸シャンプー」と「カラーシャンプー」でおすすめのシャンプーをご紹介します。

髪の色落ちを防ぐアミノ酸シャンプー5選

アミノ酸シャンプーは洗浄力が優しく、弱酸性ですから頭皮をしっかり洗えて髪を美しく保つ働きもあるシャンプーです。髪の色落ちを防ぎつつ、美髪が手に入る嬉しい効果が期待できますよ。

では早速、アミノ酸シャンプーでおすすめしたい商品を以下にご紹介します。

【ソーシャルテック】チャップアップシャンプー



チャップアップシャンプー』は、美容師と毛髪診断士が共同開発した肌に優しい弱酸性のシャンプーです。10種類の厳選されたオーガニック成分配合で、ノンシリコンなので、髪に負担をかけません。

ノンシリコンのシャンプーは泡立ちが良くない印象がありますが、この『チャップアップシャンプー』は、泡立ちが良くて濃厚でリッチな泡が特長です。そして、フルーティーローズの香りが心地良く、男性はもちろん女性が使っても違和感がありませんよ。

『チャップアップシャンプー』は、髪の色落ちを防いでくれるほかに、頭皮環境を整えてくれるため、薄毛予防も期待できます。髪色を維持しつつ頭皮の乾燥を防いで髪や頭皮を健康に保ってくれますよ。

【nijiito】haru kurokamiスカルプ

美容成分がたっぷり配合された『haru』のアミノ酸シャンプーは、洗うだけで髪にツヤとボリュームを与えることができるリンス不要のシャンプーです。

『haru kurokamiスカルプ』には、髪の色落ちの原因のひとつである紫外線から髪を守る成分のグアバ果実エキス、スイカズラ花エキスがブレンドされています。また、カラーリングした髪色を維持する働きを持つ、マテ茶葉エキスが配合されているところも、おすすめのポイントです。

リンゴ果実培養細胞エキス・スイカズラ花エキス・ソメイヨシノ葉エキスやカミツレ花エキスといったヘアケア業界で注目されている成分配合で、じっくりと髪の根本から栄養を与えます。髪色を守りながら、髪に栄養を与えることができるおすすめのシャンプーです。

【nijiito】haru kurokamiスカルプのサムネイル

【nijiito】haru kurokamiスカルプ

400ml

【ルベル】イオ クレンジング リラックスメント シャンプー

イオ クレンジング リラックスメント シャンプー』は、甘草エッセンスやレピジュアなどの保湿成分を配合し、地肌をケアして潤いを与えてくれるシャンプーです。クリーミーでなめらかな泡が地肌をしっかり洗い上げ、汚れを落としながらも、洗浄成分はアミノ酸系なのでカラーリングした髪色に優しい点がおすすめですよ。

髪をしっかり濡らしたらシャンプーを適量、全体に伸ばしてからよく泡立てて地肌を優しくマッサージしながら洗います。ローズルグリーンの香りに癒やされ、リフレッシュしてくださいね。

【アビスタ】アビスタ エイジングケアシャンプー

100%天然由来成分で作られた『アビスタ』のシャンプーは、香料・着色料・鉱物油・防腐剤・保存料・シリコンフリーで髪にも頭皮にも優しく、カラーでダメージを受けた髪をいたわってくれます。髪や頭皮と同じ成分であるアミノ酸成分で潤いを残しつつ、汚れをしっかり落としてふんわりとした髪に仕上げてくれます。アミノ酸シャンプーなので、色落ちしにくく、配合成分も優しいため、安心して洗えますよ。

頭皮の毛穴に詰まった汚れを取り除くために、天然オレンジ油を配合し、古い角質を除去して、ハリがある健康な髪が育つ環境を整えます。また、31種類の美容成分が髪の芯まで浸透してなめらかな髪に導いてくれます。

【アビスタ】アビスタ エイジングケアシャンプーのサムネイル

【アビスタ】アビスタ エイジングケアシャンプー

300ml

【ベルーガ】 プレミアムアミノ シャンプー

地肌や髪の成分と同じアミノ酸を洗浄成分として使っている『ベルーガ』のアミノ酸シャンプーは、18種類のアミノ酸系美容成分を配合しています。そのため、髪の内側まで美容成分が行き届き、ハリやコシを与えてくれます。

毎日シャンプーしても髪色が落ちにくいアミノシャンプーですが、余分な汚れは取り除き、髪に潤いを与えてくれますよ。

【ベルーガ】 プレミアムアミノ シャンプーのサムネイル

【ベルーガ】 プレミアムアミノ シャンプー

400ml

髪の色落ちを防ぐカラーシャンプー5選

カラーシャンプーはカラーリングをした髪の色落ちを抑えるために染料が入っているシャンプーです。ただし、カラーシャンプーは髪の毛を染めるものではないため、たまに使用しただけでは色落ちが防げるものではなく、継続することで色落ちを防ぐ効果が得られます。

【ナプラ】エヌドット カラーシャンプー

色素の流出を抑えるために「ティントロックポリマー」を配合したカラーシャンプーです。天然由来の保湿成分であるブロッコリー種子脂、シア脂油、加水分解シルクなどで、まとまりやすい艷やかな髪に仕上げてくれます。

カラーの種類は、3種類あります。ブリーチ後の髪のダメージやきしみを抑えて、なめらかな髪にする「パープル」は、髪の黄ばみを防いでくれます。また、寒色系のアッシュなどには「シルバー」がおすすめで、色落ちを抑えてきれいな色をキープしてくれますよ。そして、赤やピンクの暖色系のカラーは「ピンク」を使って、褪色を抑えハイトーンの髪色をキープしましょう。

【ロイド】カラーシャンプー

毎日シャンプーすることでカラーリングした髪色をキープしてくれる『ロイド』のカラーシャンプーは、マンゴー系の甘い爽やかな香りでバスタイムを華やかなものにしてくれます。

アッシュ系の髪色には「シルバー」で髪の黄ばみを抑え、ブロンドの髪色は「ムラサキ」で黄ばみを抑えたきれいなブロンドをキープしましょう。明るめのピンク、赤系の髪色は「ピンク」で髪色を長持ちさせます。そして、黒色をキープしたい方は「グロッシーブラック」がおすすめです。ブラウンの髪色は「ヴァージンブラウン」を使用してしっかりとブラウンカラーを維持しましょう。

【ロイド】カラーシャンプーのサムネイル

【ロイド】カラーシャンプー

300ml

【アンナドンナ】エブリ カラーシャンプー

エブリ カラーシャンプー』は、髪の色落ちを防ぎながら、ダメージをケアする働きもあるシャンプーです。アミノ酸洗浄成分の優しい洗い心地でなめらかな髪に導いてくれます。

月見草エキス・アルガンオイル・シルクプロテイン・コラーゲンの4つの天然成分を配合した7つのフリー処方で、髪にも地肌にも優しいシャンプーになっています。

カラーは、ブラック、ブルー、ピンク・レッド、グレーの4種類のラインナップがあります。

【アンナドンナ】エブリ カラーシャンプーのサムネイル

【アンナドンナ】エブリ カラーシャンプー

358 g

【ALIVE】カラーケアシャンプー

ヘアサロン『ALIVE』が独自に開発したカラーシャンプーは、グラデーションカラーやハイラトなどのブリーチヘアーのために作られました。天然アミノ酸系を主成分にしている低刺激のノンシリコンシャンプーで、きめ細かい泡が皮脂汚れをしっかりとしてくれます。

『ALIVE』のカラーシャンプーには、ケア用のシャンプーのほかにカラーキープシャンプーがあります。

カラーキープシャンプーは、アッシュ系の色持ちを持続させる「紫シャンプー」、青みを抑えた色をキープさせる「シルバーシャンプー」、ピンクや赤などの暖色系におすすめの「ピンクシャンプー」の3種類があります。外国人のような髪色を持続させるためには、3日に1回程度の使用をおすすめします。

【ALIVE】カラーケアシャンプーのサムネイル

【ALIVE】カラーケアシャンプー

500ml

【ストリアル】カラタスシャンプー

カラタスシャンプー』は、カラーリングをした髪を長持ちさせるというコンセプトで発売されたシャンプーです。ドライヤーやコテの熱に反応し、髪のダメージを補修して保護してくれる働きがあり、同時にカラーリングで傷んだ髪のケアを行ってくれます。

カラーリングした髪色を持続させるとともに、ハチミツ成分やフルボ酸という保湿成分で髪に潤いを与えます。天然由来成分配合の低刺激で地肌に優しく、泡立ちが良い『カラタスシャンプー』は、ナチュラルな香りで使い心地も抜群ですよ。

【ストリアル】カラタスシャンプーのサムネイル

【ストリアル】カラタスシャンプー

250ml

髪の色落ちの原因を探ってしっかり色をキープしよう!

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カラーリングをした髪がなぜ色落ちしてしまうのか、その原因と対策を解説しましたが、思い当たることはあったでしょうか。髪の色落ちに悩んでいる方は、ご紹介した対策を試してみてくださいね。

そして、おすすめしたアミノシャンプーやカラーシャンプーを使って、できるだけ色落ちを防ぎ、きれいに染めた髪色をキープしましょう。