我慢できない頭皮かゆみの原因と改善方法・おすすめ商品をご紹介!
きちんとシャンプーしていてもなぜか治まらせない頭皮のかゆみは、本当にイライラしますね。1分1秒でも早く治したいものです。こちらの記事では、頭皮のかゆみの原因や対処方法、おすすめシャンプーをご紹介しています。
かゆみの原因はどれ?頭皮状態のセルフチェック!
何日もシャンプーしないと、頭皮に皮脂や汗、タンパク質などが溜まって毛穴を塞ぎ、かゆみを誘発することがあります。しかし、毎日きちんとシャンプーしていても頭皮のかゆみが現れることがあります。この場合は、以下のいずれかが原因となっている可能性があります。
頭皮のかゆみの原因をご紹介していきますので、まずはご自身に当てはまるものがないかどうか確認してみましょう。
頭皮の乾燥
頭皮のかゆみとともに、白く細かいフケがパラバラと出ることはないでしょうか。このような状態だとしたら、頭皮の乾燥によるかゆみの可能性が高いでしょう。
頭皮からの皮脂分泌が多いと、強い洗浄成分を配合したシャンプーでゴシゴシと頭皮をこすり洗いしたくなります。
しかし、このようなシャンプーを続けていると、頭皮の皮脂が不足してかゆみが出るだけでなく、逆に皮脂分泌量が増えてしまうこともあるのです。思い当たる方は、まずは強い洗浄成分配合のシャンプーの使用や、ゴシゴシ洗いをやめるところから始めてみましょう。
市販のシャンプーが合わない
市販のシャンプーの中には、アレルゲン(アレルギーの原因物質)になる合成成分などが配合されているものがあります。アレルギーはもともとの体質の影響を受けて発症することもありますが、年齢による体質や肌質の変化などによって突然発症することもあると考えられているのです。
これまで普通に使ってきたシャンプーが突然合わなくなって髪がきしむ、あるいはそのシャンプーを使うと頭皮がかゆくなるなどの場合は、ひとまずシャンプーを変えて様子を見ることをおすすめします。
皮脂の過剰分泌
上記でも少し触れましたが、シャンプーで皮脂を取り過ぎることがかえって皮脂の過剰分泌を呼び込む原因になります。以前よりも頭皮がベタベタする、臭いが気になるなどの症状があるのなら、低刺激性のシャンプーや頭皮ケア用のシャンプーに変えてみましょう。
低刺激性のシャンプーに変えると、数カ月間は頭皮からの皮脂分泌が気になることがありますが、使い続けているうちに徐々に皮脂分泌量が正常な状態になり、頭皮のコンディションが整っていくでしょう。
アレルギー反応
パーマやカラーリングのあとに頭皮のかゆみが起こる場合は、パーマ液やカラーリング剤に配合されている薬剤によるアレルギーの可能性が考えられます。この場合は、しばらくパーマやカラーリングを行わずに過ごすとかゆみがなくなることがあります。
しかし、普段行っているパーマやカラーリングをしないとなると、少々落ち着かないかもしれません。
そのような時には、頭皮にパーマ液が付着しにくいデジタルパーマに変える、カラーリングの際には頭皮にカラーリング剤が付着しないように注意するなどすれば、ある程度施術後の頭皮のかゆみを抑えることができるでしょう。
また、定期的に頭皮クレンジングを行って毛穴を洗浄するという方法もおすすめです。
ストレス要因
心やからだに強いストレスがかかるとホルモンバランスが不安定になり、頭皮の新陳代謝が落ちることがあります。そして結果として起こるのが古い角質の蓄積で、頭皮のかゆみを引き起こすことがあります。
この場合は外部からのケアももちろん大切ですが、心療内科などでカウンセリングを受けるなどして、ストレス解消対策を行うことも大切です。
要注意!こんな症状が現れたら
頭皮のかゆみだけでなく以下の症状が現れたら、皮膚疾患の可能性が考えられます。もしも頭皮の疾患だった場合は、早めに適切な処置を行わないと悪化する恐れがあります。
かゆみだけでなくフケがひどい
白く細かいフケがたくさん出る場合は、頭皮の乾燥が原因として挙げられます。しかし、白く細かいフケではなく、脂っぽくて大きく、やや茶色い感じのフケがたくさん出るのなら、脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)の可能性が濃厚でしょう。
脂漏性皮膚炎はマラセチア菌などの真菌が原因で起こる症状で、シャンプーでケアしたくらいではなかなか改善できず、放置が抜け毛を誘発することもあるのです。この症状に心当たりがある方は、頭皮への刺激が少ないシャンプーに切り替えるとともに、皮膚科で正しい処置を受けましょう。
脂漏性皮膚炎の場合は、正しい処置を受けないとどんどん症状が悪化することがあるといわれているため、めんどうだと感じてもまずは皮膚科に足を運ぶことが大切です。なお、皮膚科では内服薬を処方してもらうこともでき、からだの内部からのケアも行えます。
湿疹やかさぶたができやすい
やや痛いようなかゆみやしつこいかゆみ、かさぶたができやすい場合は、頭部湿疹(頭皮湿疹)ができている可能性が考えられます。
頭部湿疹の原因はホルモンバランスの乱れや皮脂分泌、雑菌の繁殖など実にさまざまで、原因を特定しにくいのですが、まずは頭皮への刺激が弱いシャンプーに変えて、頭皮をなるべく清潔な状態に保つことを心がけてみましょう。
なお、頭皮湿疹も悪化することがありますので、セルフケアでは改善が難しいと感じたら、皮膚科を訪れて適切な処置を受けることをおすすめします。
頭皮のかゆみはこうやって改善しよう
頭皮のかゆみはさまざまな原因で起こりますので、まずは上記でご紹介した原因を取り除くところから始める必要があります。
また、シャンプーを変えることも大切なのですが、どのようなシャンプーでも良いということはなく、かゆみ改善を狙える種類を選ばなくてはなりません。これからご紹介するシャンプーは、いずれも低刺激性で頭皮環境改善に役立ちます。
頭皮のかゆみ改善におすすめのシャンプー
それでは、かゆみをはじめとする頭皮のトラブル改善に役立つシャンプーをご紹介していきます。特に現在使用しているシャンプーが合わない方は、ぜひ、参考にしてみてください。
【チャップアップ(CHAPUP)】 CUシャンプー
育毛剤でお馴染、チャップアップの頭皮ケアシャンプーです。頭皮環境の改善に役立つグリチルリチン酸2Kが配合されていますので、不快な頭皮のかゆみ改善に役立つでしょう。また、保湿作用のある植物由来成分が配合されているため、頭皮の乾燥が気になる方にも向いているシャンプーだといえるでしょう。
【INZEAL】シャンプー
アミノ酸系洗浄成分を配合した頭皮ケアシャンプーです。アミノ酸系洗浄成分は化学合成界面活性剤よりも洗浄力は弱いのですが、髪や頭皮の油分を取りすぎないという特徴があるため、頭皮の乾燥改善に役立ちます。また、トウモロコシ抽出成分のタンパク質・ゼインを配合しているため、髪のキューティクル修復にも役立つでしょう。
【&GINO 】頭皮ケアシャンプー プレミアムブラックシャンプー
アミノ酸系選除成分を配合した頭皮ケアシャンプーです。こちらのシャンプーはシリコンや石油系界面活性剤、防腐剤、合成香料、着色料が配合されていないため、化学合成物質に対して頭皮が過敏な反応を示す方には特におすすめです。
なお、洗浄成分の原材料は炭のため汚れの吸着率はバツグン、皮脂を取り過ぎず汚れだけをしっかりと落とすことができます。
【ロート製薬】メディクイックH ふけ・かゆみを防ぐ頭皮メディカルシャンプー
頭皮のかゆみやフケの原因菌除去に役立つ坑真菌成分・ミコナゾール硫酸塩と抗炎症成分・グリチルリチン酸ジカリウムを配合した頭皮ケアシャンプーです。洗浄成分にはアミノ酸系弱酸性成分を使用しているので低刺激性、さらに保湿成分も配合されているため、頭皮の乾燥予防も狙えます。
【すっぴん地肌】ナチュラルスカルプシャンプー
シリコン、石油系界面活性剤、タール系色素、合成ポリマー、合成香料、鉱物油、紫外線吸収剤、合成着色料、パラベン、酸化防止剤を配合していない頭皮ケアシャンプーです。
こちらのシャンプーには、新発想の善玉菌が配合されていて、これが常在菌を活性化し、脂漏性皮膚炎などの頭皮のトラブル回避に役立つでしょう。男女兼用タイプですので、ご家族全員で使えるというメリットがあります。
【花王】オクトセラピエ(serapie) 薬用シャンプー
頭皮のトラブルの原因を作り出す原因菌の増殖を抑えるオクトピロックス(ピロクトンオラミン)を配合した頭皮ケアシャンプーです。2種類の天然由来保湿成分も配合されていますので、頭皮の乾燥によるかゆみが気になる方にもおすすめです。
優しいアロマの香りが配合されていますので、リラクゼーションにも役立ちそうです。
原因がストレスなら病院へ!
ストレスは頭皮のかゆみの原因になるだけでなく、溜まり続けると、やがてうつ病へと発展してしまうこともあります。そうなってしまったら、頭皮のかゆみ云々どころの話ではなくなるでしょう。
心療内科というと「訪れるのが恥ずかしい」「特殊な場所のような気がする」などのイメージを持ってしまいがちです。しかし、実際にはそのようなことはなく、心療内科は明るく開けた場所で、カウンセリングそのものがストレスの軽減に役立つこともあるのです。
頭皮のかゆみだけでなく、「何をやっても楽しくない」「やる気が全く起こらない」などの心の状態になっているのなら、今すぐに心療内科に足を運び、心の重荷を下ろしてみてはいかがでしょうか。
かゆみの原因を探って正しく改善することが大事
長引く頭皮のかゆみは本当に不快ですが、原因を知り正しい対策を行うことで改善を目指すことができます。今回は、頭皮のかゆみの原因、頭皮の状態を改善するシャンプーなどをご紹介してきましたので、まずは原因を取り除いた上で、ご紹介したいずれかのシャンプーに切り替えてみましょう。
それで改善できない場合では、ストレスによるかゆみや悪化した脂漏性皮膚炎または頭部湿疹の可能性が考えられますので、適切な病院を訪れて正しい処置を受けることをおすすめします。