男もネイルケアで清潔感を!正しいメンズの爪のお手入れ方法とおすすめアイテム6選
ネイルは女性のおしゃれという時代はもう古い!最近では男性もネイルをするようになってきています。メンズのネイルサロンも増えてきていますが、この記事では自分でできるネイルの手順とおすすめのケアグッズをご紹介します。
男性もネイルをする時代!その目的と効果
男性もネイルをする時代と聞いて、「そんなこと必要なの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。男性がネイルをするにはどのような目的と効果があるのでしょうか。
指先に清潔感を与えてくれる
男性がネイルをする目的のひとつに、指先に清潔感を演出するというものがあります。人と接するとき、指先は意外に見られているものです。仕事で名刺交換するときに、相手の方の爪が伸び放題で汚れていたらあまり良い印象は持たないのではないでしょうか。
爪の長さや形を整えて表面を磨くだけでも、男性の指先はぐんと清潔感がアップします。加えてネイルすることで、指先にまで気配りできる人なのだと印象が良くなりますよ。
指先を保護してくれる
爪は生活習慣や加齢により弱くなっていきます。乾燥や食生活の乱れなど、様々な原因により爪がもろく折れやすくなることがあるのです。ネイルはそんな爪を保護して健康を維持する役割を担ってくれます。
おしゃれに一歩差をつけることができる
メンズネイルは、指先をおしゃれに飾ることができます。ただ、一般的に男性の指先に高いデザイン性を求められることは少なく、清潔感のある指先が好まれます。おしゃれ初心者にはシンプルなネイルがおすすめです。
指先に気を遣うことで、爪のケアをマメに行うようになり、爪の形にもこだわるようになります。ネイルのために甘皮の処理をしたり爪の表面を磨いたりすることにより、まわりの男性に一歩差をつけることができるのです。
汚い指先は女性から嫌悪感を抱かれることも
「初対面の人を前にしたときにまずどこを見るのか」というアンケートをホームセキュリティの会社『ALSOC』が行ないました。その結果、最も多かったのが「身だしなみ」でした。
身だしなみとは、服装や体臭のほかに足元(靴が汚れていないか)や手元(爪が汚くないか)というものです。アンケートの回答に、「営業職で手元・足元・口元に気を配るように教わった」とあることから分かるように、指先は身だしなみの重要な要素です。
特に女性は、爪の汚い男性に嫌悪感を抱くことさえあります。
参照:『ALSOC』
自分でできる男性用ネイル
ネイルに興味があるがネイルサロンに行く時間がない方や、自分でネイルをやってみたい方にメンズネイルの手順を詳しくご紹介します。
メンズネイルの手順
メンズネイルは手順を覚えてしまえば簡単にできるようになりますので、挑戦してみてくださいね。
爪切りで長さや形を整える
まず、爪を好みの長さや形に整えましょう。普通の爪切りを使えばOKです。メンズネイルで好まれる爪の形は、指の形に合わせたラウンド型です。長さは、短すぎず長すぎない長さにするのが一般的です。目安として、自分の方に手のひらを向けたときに、爪がギリギリ見えない長さがちょうど良いでしょう。
また、爪を整える時に爪の間が汚れていたらネイル用のウッドスティックでゴミを取り除いておきましょう。
爪やすりで切った部分を整える
爪切りで切っただけでは、切り口がガタガタになっていることがあるため、服などに引っ掛けてしまう恐れがあります。そうなると、爪が割れり2枚爪になったりすることがあるため、爪切りをしたあとは爪やすりで整えましょう。
爪やすりには紙でできているエメリーボードやガラス製のネイルファイルなどがあります。紙やすりはやすりの粗さがグリッド数で示されています。グリッド数が小さいほど粗いもので、大きいものはやすりの目が細かいものとなります。一般的なものは150Gから180Gのもので、裏表で目の粗さが違うものなど、様々なものが売られています。
ガラス製のネイルファイルは、洗うことができて色々なデザインのものがあります。紙やすりに比べると強度があり、硬いので短時間で削ることができます。チェコ製のものが人気で、熱湯消毒ができるため清潔に使用できますよ。
爪の甘皮を処理する
次に行なうのは爪の甘皮の処理です。甘皮とは、爪の根元にある薄い膜のような部分のことを言います。この甘皮は、爪半月(爪の根元の白い部分)の保護と、爪の間に細菌などが入らないようにするためにあります。
しかし、この甘皮が多いと角質化してささくれや爪の水分不足の原因になります。そうなると、爪が割れやすくなる恐れがあるため、爪の健康のためにも甘皮の適度なケアは必要なのです。
甘皮が柔らかくなっている状態で行なうとケアしやすいため、お風呂上がりのときに行なうことをおすすめします。お風呂上がりでないときは、甘皮を柔らかくするために使用する「キューティクルリムーバー」を塗り、甘皮を柔らかくしておきます。
甘皮が柔らかくなったら、ウッドスティックや甘皮を押し上げる「キューティクルプッシャー」という道具で爪の根元にある甘皮が角質化した薄い皮を爪の根元に向けてそっと押し上げます。このとき、勢いよく行なうと爪や皮膚を傷つけてしまうため、ゆっくり優しく処理するようにしましょう。
甘皮を押し上げたら、押し上げた甘皮を「キューティクルニッパー」でカットします。ニッパーを使うのが不安な方はこの作業をカットしても構いません。ニッパーで甘皮の下にある角質をカットするようにすることで健康な爪の成長にもつながるため、お手入れに慣れてきたらこのケアも行なうようにするといいですね。
甘皮の処理をすることで、爪の輪郭がキレイに見えて清潔感を与えることができるので、しっかり行なうようにしましょう。
Naiiil キューティクルプッシャー
爪の表面を磨く
爪は表面に凹凸があったり縦線が入っていたりすることが多いため、指先をキレイに見せるために爪の表面を磨きましょう。
爪の表面を磨くのは、ネイルバッファーという目の細かいやすりを使います。ネイルバッファーは色々なものが販売されていますが、多くのものが2種類以上の粗さ面があるもので、粗いものから細かいものの順に爪の表面を磨きます。
ネイルバッファーを爪の表面の曲面に合わせて左から右へ磨きましょう。磨くときは一定の方向で磨くように注意してください。ある程度磨いたら、次は目が細かい方のネイルバッファーを使って爪の表面を一定の方向に磨きます。この段階で爪の表面の凹凸がだいぶ滑らかになってきています。
そして、さらに爪の表面の光沢を出すために「シャイナー」を使用します。シャイナーで爪の表面を磨くと一段と光沢が出て、ツヤツヤの爪に仕上がりますよ。
マニキュアを塗らないで仕上げる場合は、爪の乾燥を防ぐために指と爪を保湿しましょう。ネイルケアをすることで指先が乾燥していますが、この乾燥を放っておくと爪がもろくなってしまう恐れがあります。ネイル専用のオイルやハンドクリームで指先の保湿をしっかり行なって爪のケアを終えましょう。
好みでマニキュアを塗る
男性の場合、マニキュアを塗ることに抵抗を感じる方が多いのではないでしょうか。仕事柄、マニキュアを塗ることが難しい場合もあるでしょう。男性がネイルをする目的に、爪の保護をすることや指先に清潔感を与えることがありましたが、マニキュアを塗るときは男性が塗っても違和感がないような保護と清潔感を感じられるものを選ぶと良いでしょう。
男性におすすめのネイルは、高い保護性能を備えたジェルタイプの透明タイプのものです。そして、あまり光沢がありすぎないものを選ぶようにしましょう。この特長を持っているものが、ネイルの仕上げに使用する「トップコート」です。トップコートはネイルを保護する目的があるものですから、男性の爪を保護してかつ見た目も良く仕上げてくれますよ。
ネイル男子におすすめのケアグッズ6選
爪のお手入れを自分でやってみたい方におすすめのケアグッズを厳選して6つご紹介します。ネイルサロンに行く時間がない、男性がサロンに行くのはハードルが高いと感じている方はケアグッズを揃えて挑戦してみましょう。
【貝印】KOBAKO ネイルクリッパー(アーチ)
カミソリや包丁などの刃物を中心に調理器具などを販売する『貝印』は、化粧道具も逸品だということで知られています。『KOBAKO ネイルクリッパー』は、爪の形に合わせた弓形の刃でできた爪切りです。切れ味は抜群で刃が立体形状なので、爪を切るときにフィットして扱いやすいですよ。
アーチ型になっている刃で切ることで、爪の変形を防ぐとともに爪への負担も減らしてくれます。使用したあとは汚れや水気をしっかり取り除き、乾燥させてから収納することで刃の切れ味を落とすことがありません。
KOBAKO(コバコ) ネイルクリッパー(アーチ)
【DHC】DHCネイルシェイパー(ステンレス製爪やすり)
『DHCネイルシェイパー』は、プロのネイリストが開発した爪やすりです。裏表で粗さが違うため、目的によって2種類のやすりを使い分けることができます。
超薄型で適度にしなるため、爪にしっかりフィットして細かい部分までケアできるやすりです。手の指はもちろん、足の指にも使いやすく、見落としがちな足爪のお手入れもできますよ。
先端がラウンドタイプになっているのは安全性を考慮してのこと。使う側のことを考え抜いた作りが嬉しいですね。材質は耐久性に優れたステンレス製で、錆びにくい特殊加工が施されています。出かける時に持ち運びができるよう、専用ケースつきで水洗いできるため清潔が保てますよ。
DHCネイルシェイパー(ステンレス製爪やすり)
【貝印】キューティクルお手入れセット
『貝印』の爪のお手入れセットです。セット内容は、甘皮とルースキューティクルを処理するときに使用するキューティクルリムーバー・リッパー・プッシャーの3点セットになっています。
プッシャーは甘皮を傷めず押すことができ、ルースキューティクルの処理もできます。ヘラの部分が爪のカーブに合った形になっているため、使いやすく爪を傷つけることなくお手入れできますよ。
プロのネイリスト推奨の使い方の冊子がついているため、爪のお手入れが初めてという方でも正しいケア方法でキューティクルのお手入れができるのも嬉しいポイントです。
【DHC】DHCキューティクルソフナー[甘皮柔軟液](2ウェイプッシャー付)
出典:@cosme
甘皮のケアが自分でできる『DHC』のケアセットです。甘皮のケアは自分ではできないと思われがちですが、このセットさえあれば空いた時間に自分で簡単にケアできますよ。
ジェルタイプの甘皮柔軟液に、専用スティックが付いています。
キューティクルソフナー(甘皮柔軟液)は、甘皮や不要な薄皮をふやかし液垂れしにくいジェルタイプです。肌への負担を考えた優しい処方になっているため、肌が弱い方でも安心して使用できます。ベタつきがなくサラリとした使い心地でストレスなくお手入れできますよ。
2ウェイプッシャーは、キューティクル(甘皮)を優しく押し上げて不要な薄皮を取り除くために使用します。プッシャーは両サイドが使えるようになっていて、使用目的によって使い分けができますよ。滑りにくい加工がされている持ち手で、使いやすさだけでなく機能性も考えて作られたデザインになっているところがおすすめのポイントです。
【無印良品】ネイルケアセット 爪やすりS・H 爪みがき 各1枚入
出典:無印良品
『無印良品』の人気のネイルケアセットです。爪やすりが2種類、ソフトとハードと爪みがきの3点セットになっています。
ピンクの爪やすりはハードタイプで爪を傷めず形や長さを整えてくれます。濃いピンクの面は粗目のやすりなので、濃い方で長さや形を整えて、薄い方で仕上げます。
グレーの爪やすりはソフトタイプで爪を滑らかにするため、爪の表面を磨いて凹凸をなくし、白の爪みがきで仕上げれば爪に自然なツヤを与えてくれます。
この3点でお手入れすれば、ネイルを塗らなくても爪がツヤツヤで見違えるようになりますよ。
【ALBION】エッセンス ケアオイル
『ALBION』のオイルは爪や甘皮に潤いを与えて指先を美しく整えてくれます。内蔵のスティックでオイルを爪と甘皮の周辺につけて優しくマッサージするようになじませます。
お手入れは週に1~2回で、オイルを塗った余分な甘皮を爪先から根元に向けて押し上げます。爪を美しく保つためのトリートメントのような役割をしてくれるオイルです。
男性もネイルで指先まで美しくなろう!
男性のネイルはおしゃれ目的もありますが、一般的に清潔感を与える身だしなみとして行なう場合が多いです。指先が美しいと印象が良くなり、好感を持たれるものです。
自分で爪の手入れをするのが難しいと思っていた方でも、本記事を読んでいただければそれほど難しくないとお分かりいただけたのではないでしょうか。これを機会にぜひネイルに挑戦してみてください。