髪の毛がチリチリ…なぜ?頑固なくせ毛やうねり毛の原因と解消方法

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h_52_1,髪 チリチリ なぜ

髪型を自在にアレンジしたいときに困るのが、強いクセのある髪質です。ゆるくかかったウェーブであれば大きな問題にはなりませんが、クルクルと巻くような強い天然パーマだと、そうはいきません。なぜ髪がチリチリになってしまうのか。その理由と対処法についてお伝えします。

一体なぜ?髪がチリチリになる原因

まずは、髪に強いクセがついてしまう理由について、ご紹介します。大きく2つの原因があると考えられています。

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遺伝

天然パーマになってしまう1番大きな原因は、遺伝です。両親のどちらか、あるいは両方の髪質がクセ毛であれば、高確率で子どももクセ毛になってしまいます。

こうした遺伝的要因から、日本人には完全に直毛である人は2~3割ほどしかいない、とも言われています。遺伝でおきるチリチリ髪は、4つのタイプに分けることができます。

波状毛

ゆるくウェーブの掛かった髪型です。一般的なクセ毛と呼ばれる状態で、髪が決まった形に波打っています。波状毛でも強いクセがある場合は、湿度の高い雨の日などに髪先がハネて、収拾がつかなくなることもあります。

連珠毛

数珠をつなぎ合わせたような髪質です。日本人にはあまりいないタイプでもあります。1本の毛の中に細い部分と太い部分が混在していることで、波のように見えるのです。連珠毛の場合、隣あった髪の毛と絡みやすくなったり、指通りが悪くなってダメージを負いやすかったりといったトラブルがあります。

捻転毛

くるくると巻いた髪質で、天然パーマと呼ばれることの多い髪型です。髪自体が大きくカーブしているため、特別なアイテムを使わずにすっきりとした髪型に整えるのは、かなり難しくなります。

縮毛

強くコイル状に巻いた髪質です。日本人にはあまり見られないタイプで、伸ばしていくとアフロヘアーになるような強力なクセ毛です。縮毛の人がストレートを目指すには、強い矯正が必要になります。

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髪へのダメージ

遺伝的には直毛や、直毛に近い状態であったとしても、髪が傷むとチリチリ毛になってしまうことがあります。考えられる原因は、脱色や染髪、強い乾燥によるものです。

キューティクルは髪の表面を覆っているうろこ状の組織で、それが開くと、髪がきしんでゴワゴワとした手触りになってしまいます。

また、キューティクルが閉じるときにうまく元の形に戻れないと、髪がよれて、クセの掛かった形に変化してしまうのです。ダメージが蓄積しすぎると髪がちぎれてしまうなどの大きな問題につながっていきます。

そのほかにも髪にダメージを与えやすい行動は、

  • 風呂上がりに強く髪をタオルドライする(傷つきやすい)
  • 1日に2回シャンプーをする(乾燥しやすくなる)
  • 帽子をかぶらない(紫外線ダメージを受けやすい)

などがあります。いずれもやってしまいがちな行動ですので、注意が必要です。

直毛に近付けるためには?

主に遺伝と髪へのダメージが原因となって起きる髪のチリチリ化ですが、どのようにすると直毛に近付くことができるのでしょうか。

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遺伝の場合は縮毛矯正が一番早い

生まれた時から天然パーマだった、というような方がストレートヘアを目指すのであれば、もっとも効果的で素早く仕上がるのは、縮毛矯正です。

美容院で、カットと合わせて1万円程度かければ、多くのお店で対応してくれます。縮毛矯正専門のヘアサロンもありますので、カットが不要という方は、そうしたお店を探すといいでしょう。

MEMO
ただし効果は一生続くものではなく、髪がある程度伸びてくると根元からまたクセ毛が生えてきます。また、毛先から順に、矯正の効果がなくなっていくこともあるのです。縮毛矯正でストレートヘアを目指すのであれば、定期的に美容室に通う必要があります。

ヘアワックスを使う方法も

髪のチリチリがそこまでひどくない場合は、ヘアワックスを使って調整する方法もあります。ヘアワックスを髪全体になじませて櫛でとかせば、それだけで直毛のようになる場合があるのです。

この際に使うワックスは、髪質によって選ぶ必要がありますが、グリス系の、水分を多く保持できるワックスを使うのがおすすめです。

チリチリ髪の方は、乾燥すると毛先が広がりやすいため、油分であらかじめコーティングしておくことがポイントになります。また、ある程度重みのあるワックスを利用することで、髪を下方向に引っ張り、より直毛に近付けるという狙いもあります。

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髪が傷んでいる場合はケアを

遺伝でチリチリ髪になっている人の中にも、髪が傷んでさらに状態が悪化しているというケースが見られます。こうした場合は、とにかくケアをしっかりと行なって、できるだけ状態をよくするということが必要です。

日常生活の中で髪が傷みやすいタイミングは、風呂上がりなどの髪が濡れたあとの処理です。

  • ドライヤーの熱風を当てすぎる
  • タオルドライの時に激しくこすってしまう
  • 髪が乾ききっていない状態で寝てしまう

このように髪の乾燥状態が良くないと、バサバサとまとまりのない髪になりやすいです。また、ヘアワックスを付けたまま寝てしまうなどの行為も、髪へのダメージ蓄積につながります。これらの髪を傷めてしまう行為をやめるというのが先決になります。

MEMO
そのうえで、ヘアケア用品を活用し、保湿、ダメージ修復などを行なうことで、髪のクセ感を低減することができるようになります。

生活習慣にも気を付けて

生活習慣の悪化は薄毛や抜け毛の原因になりますが、同様に、髪の質も大幅に低下します。十分な睡眠時間の確保、適度な運動、バランスの取れた食生活、禁酒禁煙など、一般的に「健康にいい」とされている生活習慣は、髪にとっても嬉しい生活習慣です。

あわせてストレスケアなども行ない、生活習慣の質を改善しながら髪の健康状態も改善していきましょう。

自宅でチリチリを解決したい!そんな方におすすめのアイテム6選

美容院で行なう縮毛矯正では、月に1万円前後のお金がかかります。非常に高い効果は得られますが、なかなか手痛い出費であるということも事実です。

加えて、髪に強い熱をかけて矯正するため、よりダメージが進行してしまうという問題もあります。できるだけ安価に、安全に、ストレートヘアを目指したいという方のために、効果的なアイテム6つをご紹介します。

【テスコム】Nobby プロフェッショナル プロテクトイオン ヘアーアイロン



髪の広がりを抑えるのに効果的なアイテムであるヘアアイロンですが、起動までの時間や設定温度の細かさなど、満足のいく仕様になっていないものも少なくありません。

髪のダメージを最小限に抑えるように設計されたNobbyのヘアーアイロンであれば、より髪を健康な状態に保ったまま、セット力を上げることができます。

【BellaPelle】ストレートミスト



ヘアアイロンだけで直毛まで矯正をかけることは難しいという方も多いと思います。その場合には、こうしたヘアケア用のスプレーを併用することで、大幅な改善につなげることができます。

特にストレートヘアにすることに特化した「ストレートミスト」は、ただ髪を直毛にするだけでなく、ダメージを補修してうねりにくい髪に戻してくれる効果も期待できます。

【CB】シュクルン ヘアストレート



クセ毛のうねりを抑えることでストレートヘアを目指す、というのがこの「シュクルン ヘアストレート」のポイントです。半乾きの髪になじませてドライヤーでブローするだけ。

ストレートコーティング成分が髪の表面を覆い、直毛の方のキューティクルのような役割を担ってくれます。さらに、髪をケアしてくれる成分も多く含まれているため、ダメージヘアにも効果的に対処することができます。

【クイーンズバスルーム】システムトリートメント



髪が傷んでいるというのが大きな原因になっている場合は、しっかりとトリートメントで保護、保湿を行なうことが大切です。システムトリートメントは、ヘアサロンで行なっているような効果の高い保湿を実現できます。

トリートメント液は1パッケージに2種類あり、両方を使う必要がありますが、これは、それぞれの役割を効果的に発揮できるようにするため。こだわり抜いたヘアケアを実践したい方におすすめです。

【ETVOS】モイストヘアケア



乾燥などによるダメージケアに特化しているのが、「モイストヘアケア」です。バサバサと広がってしまったキューティクルを上からコーティングして閉じ、しなやかでまとまりやすい髪に変えてくれます。

再度乾燥してしまわないように植物オイルを独自バランスで配合しているため、保湿効果が長持ちします。

【ヘアジニアス・ラボラトリーズ】VITALISM スカルプシャンプー

より男性向けのアイテムとして開発されているのが、バイタリズムシリーズ。髪のぱさつきや広がりだけではなく、頭皮ケアも充実させたいという男性におすすめなのが、スカルプシャンプーとコンディショナーのセットです。

不必要な皮脂は落とし、髪のケアのためにひつような油分は保ってくれます。

【ヘアジニアス・ラボラトリーズ】VITALISM スカルプシャンプーのサムネイル

【ヘアジニアス・ラボラトリーズ】VITALISM スカルプシャンプー

350ml

チリチリ毛もケア次第でサラサラストレートに!

クセのある髪は遺伝によって発生してしまうことも少なくありません。それと同時に、ヘアダメージによって生み出される場合もかなりあるのです。

美容院に行ってストレートパーマを当てると、それもまた髪への大きなダメージになってしまいます。まずは髪へのダメージをなるべく減らすよう生活習慣を変え、ヘアケア用のアイテムを活用して、ストレートヘアを目指してみてはどうでしょうか。

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