男性にリンスは必要?いらない?正しい使い方とおすすめ商品をご紹介!
気軽に手に入るヘアケア用品のひとつであるリンスについて、「髪の長い女性向けの商品」と思っていませんか?男性でも、自分に合うものを正しく使用すれば傷みが改善され清潔感のあるナチュラルヘアを手に入れることができますよ。今回はそんなリンスについておすすめ商品と共にご紹介します。
目次
シャンプー後に行うリンスの効果とは?
髪についた埃、毛穴から出る老廃物など、これらの汚れを洗い流すのがシャンプーの役割です。
しかし、髪が濡れると髪をコーティングしていたキューティクルが開きやすい状態になります。その状態でタオルでこするなどの摩擦を受けるとキューティクルが傷んだり剥がれるなど、髪へのダメージを与える原因となってしまうため注意が必要です。
シャンプーのあとはキューティクルを補う必要があり、この役目を担っているのがリンス(またはコンディショナー)なのです。
男性特有の髪質を改善
女性の髪に比べて男性の髪の方が硬いイメージはありませんか?女性の方がサラサラでしなやか、まとまりが良い髪質なのでしょうか?実はそうでもないのです。
髪は性ホルモンの影響を大きく受けています。男性ホルモンは新しい髪が生えてくるサイクルを短く、髪質は細く柔らかいものになるよう働きかけ、女性ホルモンはその逆で、サイクルの長い、太く硬い髪が生えるよう働きかけるといわれています。
つまり、サラサラでデリケートな髪質を持つのは男性の方なのです。 キューティクルが剥がれ落ちた状態で放っておくと、女性以上にダメージを受ける可能性は高いでしょう。
硬くゴワついた髪質をやわらかくする
前述した通り、男性と比べると太く硬いといわれている女性の髪も、シャンプーだけで済ませていれば傷みやすくなります。
髪をリンスで適切に保護していくことで傷みのない柔らかな髪になり、抜け毛や切れ毛を防ぐことへも繋がるため、硬くゴワついた髪質の柔らかな髪質へ導くという意味でも、シャンプー後にリンスを使用することは大切なことだといえるでしょう。
パサついた髪に潤いを与えしっとりと仕上げる
毎朝ひどい寝癖に時間を取られていたり、スタイリングがいまいち決まりにくい髪は、水分不足の可能性があります。髪は水分を多く含むことでしっとりとした質感を保つことができるため、水分不足になると質感がパサついたり静電気を起こすことがあるのです。もちろんダメージにも繋がってしまいます。
リンスは湯上がりの髪を保護し、水分の蒸発を防ぐ効果も期待できます。
髪の指通りをよくする
キューティクルが剥がれた髪はコーティングがないため髪同士が絡まりやすくなります。摩擦にも弱く、手ぐしやブラシを入れると絡まった髪だけではなく、くし自体にも引っかかり、ダメージの程度によっては抜けたり切れたりしてしまうこともあります。
このキューティクルをリンスで補うことによって、指通りよくダメージを受けにくい状態へ整えられるのです。
リンスとコンディショナーとトリートメントの違い
実は各メーカー間での定義は統一されておらず、「その傾向にある」程度の違いによって分類されているのが現在の主流のようです。製品によっても傾向が異なるため、購入の際は使用方法や効果などを確認するようにしてみてください。
リンスの特長
シャンプー後のコンディションを整えるヘアケア用品として初めて市場に出たのがリンスです。髪の表面層に効果を及ぼし、油分によるコーティング作用、水分保護効果を持つものが主です。
元々はシャンプーできしみやすくなった髪の表面を保護し、すすぎやすくするために開発されたもので、髪の内部まで浸透するようなヘアケア効果はないものが一般的です。
コンディショナーの特長
リンスとコンディショナーに大きな違いはありませんが、リンスと比べるとすすぎやすさよりも保湿成分や美髪効果に注力したものがコンディショナーと呼ばれる傾向にあるようです。昔よりもシャンプーの品質が上がったことで、きしみや絡み以外のケアについても商品開発が進んだためでしょう。
トリートメントの特長
髪の内部まで浸透する成分を含んでいるのがトリートメントです。傷みの補修や栄養補給など、状態を整える効果があるため、これから受けるダメージの予防ではなく受けてしまったダメージのケアに適しています。
トリートメントの浸透成分はビタミンなどの栄養、シリコン(ジメチコン)、スクワランなどの天然成分が挙げられますが、製品によって様々なため、気になる方は成分表を確認してみてください。
使用頻度は週に一度程度で、髪だけにつけるのが鉄則です。頭皮につけてしまうと毛穴を塞いでしまうおそれがあるため、髪が短い男性は使用しない方が無難でしょう。
リンスを使った方が良いのはこんな髪質
ここまでリンスの効果をご紹介してきました。では具体的に、リンスを使った方が良い髪というのはどんな髪質を指すのでしょうか?
長く伸ばしている髪
女性がリンスやコンディショナー、時にトリートメントを必要とするのは、髪質よりもその長さが大きな理由です。長く伸ばしていると絡まりやすいのはもちろんのこと、ケアをしていないとダメージの蓄積が毛先に向かうにつれてグラデーションのように出てしまいます。ダメージで縮れた髪は更に絡みやすく切れやすいため、相手に垢抜けなさや悪印象を与えてしまいかねません。
パサついていて切れやすい髪
キューティクルが剥がれ落ちる、栄養や水分の不足、紫外線に長時間当たる、などの条件が重なり、ツヤやコシがなくなったダメージヘアは、残念ながら回復することはありません。肌と違って髪に自己修復機能はなく、ダメージを受けたら毛穴から栄養がやってきて補修するという仕組みにもなっていません。
新陳代謝は伸びることによって行われるため、今伸び始めている新しい髪を保護するためには、今の髪を絡みにくい髪質にする必要があります。
今あるダメージヘアをリンスにによってきちんとケアすることは、新しく生えてきた髪の毛を健康に保つためにもとても大切です。
ヘアカラーリングをしている髪
ヘアカラー、特にブリーチが髪にとても負担をかけるのはご存知の通りです。カラーリングをしてからシャンプーだけで済ませるのは更にダメージを重ねてしまうため、ヘアカラー後のリンスやコンディショナーは必須と言うべきでしょう。
また、ヘアカラー用の薬剤は髪のキューティクルをこじ開けて染色する仕組みになっています。傷ついて剥がれやすくなったキューティクルを放っておくと、髪の色が定着しないまま早々に流れていってしまうこともあるのです。カラーを長持ちさせる効果を持つ製品も多く販売されていますため、利用してみるのもおすすめです。
指通りの悪い髪
切れたりはしないまでも手ぐしを入れるたびに引っかかる髪は、ダメージが蓄積している可能性があります。天然パーマなど極端な癖毛であってもケアの有無は指通りに出るものです。埃や汚れも絡まりやすくなるため、深刻なダメージに繋がる前にケアをしておくことをおすすめします。
リンスを使う必要がないケース
今まで特にヘアトラブルの心当たりがなく、リンスの効果を知っても必要性を感じない方もいることでしょう。実際の所、髪型や髪質によっては利点よりも難点の方が気になるケースもあります。
バージンヘア(生まれ持った黒髪)で短髪の方
ブラッシングも必要がないほどの短髪であれば、まず髪同士が干渉し合う心配がほとんどありません。一度も染めたことのないバージンヘアであればキューティクルも栄養も行き届いており、保護する必要はないでしょう。
リンスを落としきれず毛穴を詰まらせてしまう可能性の方がデメリットとして大きいため、使用しない方が無難と言えます。
リンスが地肌や髪に合わない方を除き基本的には使用する方が良いでしょう
バージンヘアでも耳に掛かる程度の長さがある、日中は紫外線に長時間さらされている、といった場合はやはりリンスの使用をおすすめします。髪はダメージを受けてからの回復が起こらないため、前もって保護しておくのが大切です。
リンスのメリットを台なしにしないための使い方ポイント
誤った洗い方はリンスのメリットもデメリットに変えてしまいます。使い方のポイントをしっかりとおさえておきましょう。
正しい方法でシャンプーを行った後に使う
まずシャンプーで洗う際は爪を立てず丁寧に優しく洗いましょう。頭皮の角質が傷つくと、そこから入り込んだ薬剤が頭皮トラブルを起こしてしまう恐れがあるため注意が必要です。毛穴に詰まった皮脂を指先で揉み出すようなイメージで洗い、丁寧にすすぎ、それからリンスを使用します。
毛先を中心にしっかりと馴染ませる
リンスはボトルから手に出し、髪に揉み込んだり軽く叩き込むようにして馴染ませます。この際、頭皮につかないように注意しましょう。髪にとっては心強い味方であるコーティング効果も、頭皮の毛穴を塞いでしまうようではかえって髪によくありません。
つけすぎを防ぐためにも、最初は「ちょっと足りないかな?」と感じる程度の量から始めてみましょう。もっともダメージが蓄積している毛先から塗り伸ばすようにして付ければ充分です。
時間を置きすぎない
髪の内部に浸透させる必要があるトリートメントと異なり、リンスはあくまで表面層をコーティングし滑らかにするものです。つけ置きはかえって地肌に付着し悪影響を及ぼすおそれがあるため、毛先に揉み込んだ後は速やかに流すようにしましょう。
洗い残しのないようしっかり洗い流す
「リンスを使うと薄毛になる」と言われているのはこの洗い残しが主な原因でしょう。充分にすすがれなかったリンスの成分が毛穴を塞ぐことで、頭皮の呼吸が阻害され、雑菌が繁殖し、結果として健康な髪の生育を妨げるといわれているため注意が必要です。。リンスをつけた後は、洗い残しのないようしっかりと洗い流すことが大切です
また、すすぎに関して意外に盲点なのが身体です。髪を洗った後のシャンプーやリンスの泡が身体に向かって流れていくと、成分が薄く付着します。身体を洗った後の油分も剥がれ落ちた肌に付着すると肌荒れの原因になることもあるため、身体を洗うのは髪を洗った後の方が良いでしょう。
裏技?シャンプーの前にリンスを使う
リンスはシャンプーの後に使うものというのが一般的ですが、シャンプーの前にリンスを使うという方法もあります。
既に傷んでいる髪は濡らしてこすることでも少なからずダメージを受けます。リンスをつけることで、シャンプー中に受けるダメージから髪を保護することができるのです。リンスの前に髪をしっかりとお湯で洗い、汚れを落として水分を行き渡らせておきましょう。
これがおすすめ!オトコの髪を輝かせるリンス6選
女性の髪質と男性の髪質が違うのであれば、適しているリンスが違うのも当然のことです。ここからはおすすめのメンズ向けリンス、時短の味方リンスインシャンプーを、それぞれ3本ずつご紹介します。
男性の髪質におすすめのリンス3選
第3位:【オクト】 薬用リンス
『オクト』はフケ・かゆみ・ニオイに効果抜群の薬用リンスです。それもそのはず、主要有効成分のピロクトンオラミンは殺菌薬であり、細菌や真菌の外用薬としても用いられています。シャンプーとセットで使うとより効果的に、気になる頭皮トラブルを解消してくれるでしょう。
【オクト】 薬用リンス
第2位:【サクセス】 リンス 髪 サラッとタイプ
『サクセス』のこちらの商品は、さらさらパウダー成分配合で硬い髪質もサラッと仕上がります。髪なじみが良いだけではなくフケやかゆみを防ぐほか、メントール配合による洗い上がりの爽快感もリピーターの多い理由ですね。
【サクセス】 リンス 髪 サラッとタイプ
第1位:【オルビス(ORBIS)】 メンズヘアリンス
女性向け化粧品やスキンケアブランドとして有名な『オルビス』が製造しているメンズ向けヘアリンスです。
抜け毛予防を含む長期的な育毛ケアを主効果としており、メンズヘアシャンプー、リンス、ヘアトニックとセットでの使用が推奨されていますが、リンス単品の使用でも効果を実感することができるでしょう。頭皮に潤いを与えて柔らかくしてくれる他、抜け毛の減少が期待できます。
【オルビス(ORBIS)】 メンズヘアリンス
一本ですませたい方におすすめのリンスインシャンプー3選
第3位:【ソフトインワン】 シャンプー スッキリデオドラント
時短リンスインシャンプーの代表格とも言える『ソフトインワン』は既に使用されている方も多いのではないでしょうか。
薬用成分オクトピロックスが頭皮のニオイやフケを防ぐ「スッキリデオドラント」の他にも、「サラサラ」と「しっとり」のラインアップが用意されているため、髪質に合ったものを気軽に選べるのが良いですね。
【ソフトインワン】 シャンプー スッキリデオドラント
第2位:【プレリアップ】 リンスインシャンプー
『リアップ』と言えば育毛剤ですが、このリンスインシャンプーは『プレ』とある通り、薄毛が気になる前に髪を保護し健康を保つ効果が期待できます。髪へのダメージの原因となる毛穴づまりときしみを防いでスッキリと洗い上げ、頭皮に潤いを、髪に強さと滑らかさを与えてくれます。
【プレリアップ】 リンスインシャンプー
第1位:【DiNOMEN】 薬用スカルプケア リンスインシャンプー
薄毛、抜け毛、ニオイ、フケ、かゆみといった男性の5大頭皮トラブルに立ち向かう『DiNOMEN』の薬用リンスインシャンプーです。着色料と鉱物油不使用に加えてノンシリコンのため洗い上がりはややきしみを感じるかもしれませんが、健やかな地肌と髪を育てていきたい方にはおすすめの製品です。
【DiNOMEN】 薬用スカルプケア リンスインシャンプー
上手にリンスを活用しましょう!
髪は手入れに敏感なものです。切れ毛や抜け毛、毎朝のヘアセットに時間がかかる、カラーリングしても落ちやすい、などといった悩み事をお持ちなら、それは髪質のせいではなくヘアケアの問題かもしれません。
リンスが持つキューティクルの保護(コーティング)や保湿などいった効果は、これらのヘアトラブルに対する有効な手段のひとつです。適量を守ってしっかりと洗い流すよう心掛けた上で積極的に使用していくことで、髪に多くのメリットを感じられるでしょう。ぜひ試してみてくださいね。