ヘアカラーでハゲる噂は本当?薄毛を防ぐ対策方法とおすすめケアアイテム
ヘアカラーをするとハゲるという噂を耳にしたことはありませんか?おしゃれや白髪染めなどヘアカラーの目的は様々ですが、ハゲる不安を抱えながら染めるのは嫌ですよね。今回は、ヘアカラーをした時にハゲるのを防ぐ対策と効果的なシャンプーをご紹介します。
目次
ヘアカラーがハゲるといわれる理由
ヘアカラーがなぜハゲると言われているのでしょうか。それにはいくつかの理由があります。ひとつずつ詳しく解説していきます。
ヘアカラーで髪のキューティクルがはがれて薄毛の原因になる
ヘアカラーとヘアブリーチの場合、どちらもキューティクルを開くため、髪にダメージを与えることになります。
キューティクルとは、髪の毛の表面を覆っている部分のことで、外部からの様々な刺激から髪を守り、内部の水分やたんぱく質が失われないように働きます。キューティクルそのものはたんぱく質でできていて、髪の根元から毛先に向かいウロコ状に重なっています。
ヘアカラーを頻繁に行うことで、このキューティクルを何度も薬剤で開いてしまいうと髪の毛はどんどんダメージを受けていきます。
そして、キューティクルを開いた状態が続くことで、内部のたんぱく質が流れ出し、髪が細く弱くなってしまうため、薄毛や抜け毛の原因になるのです。
ヘアカラーの薬剤が頭皮に付着すると刺激を与える
市販のヘアカラーを使って自分でカラーリングを行う方も多いと思いますが、カラー剤が地肌に付着してしまうことが多く、これが頭皮に刺激を与えることになります。
ヘアカラーの薬剤が頭皮に付着すると、アレルギー反応などで腫れや痛み、かゆみ、赤みなどの症状が起きてしまうことがあります。ひどくなると皮膚炎を引き起こし、さらにはじんましんや呼吸困難などになる恐れもあるのです。
このようにひどくならないまでも、頭皮にダメージを与えることで健康な髪が生えてこなくなってしまい、薄毛や脱毛の原因になることがあります。
ヘアカラーの薬剤が頭皮に詰まり新しい毛が生えにくくなる
ヘアカラーを自分で行う場合、時間を置いたほうがよく染まると思われる方もいるでしょう。しかし、ヘアカラー剤を頭皮に長い時間つけたままにすると、薬剤が毛穴に詰まってしまう恐れがあります。そうなると細菌が繁殖し、頭皮の環境が悪くなり、健康な髪が生えて来なくなってしまうのです。
ヘアカラーでハゲるのを防ぐためにできる6つのこと
ヘアカラーが頭皮や髪の毛にどのような影響を与えるか分かったところで、次にヘアカラーでハゲるのを予防するためにできることをご紹介します。
ヘアカラーは美容室に任せる
ヘアカラーをする際、髪や頭皮へのダメージをできるだけ抑えることが、ハゲることへの最大の予防策になります。しかし、市販薬を使用して自分で染めようとしたとき、頭皮にカラーの薬剤を付着させないように染めるのはとても難しいものです。そのため、基本的にはヘアカラーを自分で行うのはおすすめできません。
ヘアカラーは、美容院でプロにお願いするのがおすすめです。プロの技術で頭皮や髪へのダメージを最小限にとどめることが可能です。もちろん、美容師さんの腕にもかかってきますが、美容院では薬を頭皮に付着しないように染めてくれます。
そして、髪や頭皮の状態を把握してからカラーリングを行ってくれるため、安心して任せることができます。
市販のヘアカラーはパッチテストを行ってから使う
市販のカラー剤を使用して自分で染めるということは薄毛を気にされるのであればあまりおすすめできませんが、色々な理由で自分で染めなければならない場合は使用前に必ずパッチテストを行いましょう。
パッチテストとは、カラー剤を少し自分の肌につけてアレルギー反応が起きないかチェックすることです。もし、肌が赤くなったり痒くなったりした場合はヘアカラーを使用しないようにします。
また、このパッチテストはヘアカラーをする際に毎回必ず行うようにしましょう。前回のカラーリングのときに大丈夫だったから、とテストを行わない方は多いと思いますが、アレルギーはいつ発症するか分からないので、要注意です。
2種類の薬剤を使用する場合はよく混ぜる
市販のヘアカラーのなかには、2種類の薬を混ぜて使用するものがあります。そのタイプを使うときは、2種類の薬をしっかり混ぜてから使用しましょう。2つの薬にはそれぞれの役割があるため、よく混ぜずに使用した場合、しっかり染まらないばかりか、頭皮に強い刺激を与える可能性があります。
決められた放置時間を守る
カラーリング剤を長い時間髪につけたままにすると、髪への負担が大きくなるとともに薬が毛穴に詰まって、頭皮に悪い影響を与える恐れがあります。市販の薬の場合、説明書に放置時間が記載されていますから、その時間を守って使用しましょう。
カラー剤をしっかり洗い流す
ヘアカラー剤を塗って、決められた時間置いたら洗い流しますが、この際ヘアカラー剤をしっかり洗い流すことが重要です。特に自分でカラーリングを行ったときは、頭皮にカラー剤が付着していることがほとんどですから、薬が毛穴に詰まるのを防ぐためにも念入りにシャンプーしなければなりません。
ヘアカラー後のケアを行う
ヘアカラーを行ったとき、その後のケアはとても重要になってきます。美容院で染めてもらった場合でも、アフターケアは自分で行わなければならないため、正しいケアの方法を覚えておきましょう。
まず、ヘアカラーを行った日は髪の表面のキューティクルが開いた状態になっています。キューティクルが開いたままシャンプーすると、せっかくカラーリングしたのに髪の内部のカラー剤が溶け出してしまいます。
また、キューティクルは摩擦に弱いためカラーリングでダメージを受けているうえにシャンプーでゴシゴシ洗ってしまうと剥がれてしまう恐れがあります。そうなると、髪の内部の水分やたんぱく質が守れなくなり切れ毛や抜け毛の原因になってしまうのです。
カラー剤が定着するまで24時間以上かかると言われているため、ヘアカラーをした当日はシャンプーするのを控えましょう。市販のカラーリング剤を使用した場合、カラー剤を落とす時には念入りなシャンプーが必要ですが、それ以降のシャンプーは24時間以上は空けましょう。
ヘアカラーをしてキューティクルが開いている状態でシャンプーを行うと、さらにダメージを与えることになり抜け毛などの原因になってしまいます。シャンプーは髪や頭皮に優しい低刺激なものを選ぶなど、ヘアカラー後の髪と頭皮のケアを怠らないようにすることで、薄毛予防につながります。
髪を染める方法3つとその仕組み
髪を染める方法には、いくつかの種類があります。その仕組みを理解することで、髪を染める方法を正しく選ぶことができますよ。
ヘアカラー
美容院で行われるカラーリングは、この「ヘアカラー」が一般的です。ヘアカラーは、酸化染料とアルカリ剤である1剤と酸化剤である2剤の2種類の薬剤を混ぜて染料を発色させ髪を染めることが多いです。
2種類を混ぜたものを髪に塗ると、1剤のアルカリ剤の働きで髪のキューティクルを開き、髪の内部に混合液が浸透していく仕組みで髪が染まります。
ヘアブリーチ
「ヘアブリーチ」とは、髪の毛の内部に存在するメラニン色素を分解し、脱色して髪の色を変える染め方を言います。
ブリーチ剤を髪に塗り、キューティクルを開いて薬剤を内部に浸透させ髪の毛そのものを脱色させる方法で色を変えるのがヘアブリーチです。
ヘアマニキュア
キューティクルを開いて髪の色を変える上記の2種類の染め方と異なり、「ヘアマニキュア」はカラー液を髪の内部に浸透させず、髪の表面に沈着させる方法で髪の色を変えます。
キューティクルを開かないため、髪へのダメージはカラーリングの中では少ない方法と言えますが、髪の表面のカラー液が剥がれてしまったら同時にキューティクルまで剥がれてしまうというデメリットがあります。
ヘアカラー後に使用したいおすすめのアミノ酸シャンプー
ヘアカラーをした髪や頭皮はダメージを受けているため、シャンプーは肌に優しいアミノ酸系シャンプーを選びましょう。アミノ酸系シャンプーは植物由来成分で作られているため、環境にも優しい特長があります。
【ソーシャルテック】チャップアップシャンプー
美容師と毛髪診断士が共同開発した『チャップアップシャンプー』は、頭皮や髪に優しい弱酸性のシャンプーです。ノンシリコンで髪に負担をかけずに洗える10種類のオーガニック成分が配合されているので、環境にも優しいところもおすすめのポイントです。
カラーリング後に嬉しい「頭皮を整える」働きを持っているので、薄毛予防にも大いに役立ってくれるシャンプーです。また、泡立ちが良く、リッチで濃厚な泡はフルーティーローズの心地良い香りで、男性だけでなく女性にも使いやすいのではないでしょうか。
【nijiito】haru kurokamiスカルプ
洗うだけで髪にボリュームと艶を与えることができる『haru kurokamiスカルプ』は、美容成分がたっぷり配合されているアミノ酸系シャンプーです。
紫外線から髪を守る成分や頭皮ケア、ニオイ予防など髪に嬉しい働きがたくさん詰まっています。また、髪の根本から栄養を与えてくれるなど、髪に頭皮にも優しい特長があります。レモンやオレンジ、イランイランなどの天然アロマを配合しているため、香りで癒やされるリラックスタイムが楽しめますよ。
【nijiito】haru kurokamiスカルプ
【ルベル】イオ クレンジング リラックスメント シャンプー
天然の植物由来の洗浄成分で髪や地肌を優しく洗い、汚れをしっかり取り除いて清潔な地肌に整えてくれるのが『ルベル』のシャンプーです。
「スルホベタインブレンド」処方によって、きめ細やかな泡質で髪を地肌からすっきり洗い、泡の働きで摩擦から髪を守るため、切れ毛や薄毛を予防します。地肌に潤い感を与え、ローズグリーンが優しく香ります。
【ルベル】イオ クレンジング リラックスメント シャンプー
【フィヨーレ】Fプロテクト シャンプー
『Fプロテクト シャンプー』は、髪質に合わせてヘアトリートメントとの4つの組み合わせができるようになっています。頭皮や髪への負担を抑えながら、髪を健やかに洗い上げるスキンケア成分を配合しているシャンプーです。
理想の仕上がりに合わせ、また使用目的によって選べるシャンプーは3種類あります。どれもダメージから髪を守る働きがあるため、ヘアカラー後の髪や頭皮に最適ですよ。
【フィヨーレ】Fプロテクト シャンプー
【オブ コスメティックス】ソープ オブ ヘア・1-TL
傷んだ髪を補修し、頭皮の皮脂バランスを整えることで頭皮の環境をケアしてくれるアミノ酸シャンプーです。植物由来の洗浄成分で髪をしなやかに洗い上げ、植物保湿エキスでかゆみやフケを抑える働きもありますよ。
ラベンダーとティーツリーの精油をブレンドした香りは、ほっと安らぐ優しい香りです。ヘアカラーでダメージを受けた頭皮や髪をケアしながら、落ち着いた香りでリラックスできるシャンプーです。
【オブ コスメティックス】ソープ オブ ヘア・1-TL
ヘアカラーでハゲるのを防いでカッコいい男を目指そう!
ヘアカラーは自分で行うと地肌を傷め、健康な毛が生えなくなりハゲる原因になる恐れがあります。そのため、髪を染めるときは髪や頭皮のプロである美容院で行ってもらうのをおすすめします。
しかし、正しいヘアカラーを行ってもらっても、シャンプーなどでアフターケアをしっかり行わないと、かえって頭皮や髪にダメージを与えることになりかねません。そうならないためにも、アフターケアをしっかり行ってヘアカラーによってハゲるのを防ぎましょう。