マスクによるニキビや乾燥などの肌荒れの原因とその予防&対策法

2020/07/03

皆さんは外出時マスクをつけていますか？新型コロナウイルス感染症の影響もあり、人によっては多少息苦しくても1日の大半をマスクをして過ごす事を強いられているかもしれません。特に暑い季節は気温も上がってくるので、マスクの中が蒸れて汗だらけになってしまうという方も多いのではないのでしょうか？もしそれをそのままにしていると、肌荒れの原因になる可能性があります！さらに長時間のマスクの着用は知らないうちに肌に大きなダメージを与えている事も・・・。

そこで、今回は皆さんにマスクから肌を守るための方法をご紹介したいと思います！

今年のウイルス対策には手放せないマスク、でも肌荒れが気になる・・・
- 長時間の着用が肌トラブルを引き起こす？！
肌にはいいことなし?? マスク着用中に肌に起きていることとは
- こんな事まで？！肌荒れにつながる3つのダメージ
男性は特に肌荒れリスクが高い!? その理由とは・・・
- 水分量が女性の半分以下で「乾燥」しやすい
- 皮脂分泌量は女性の三倍で肌荒れが悪化しやすい
対策をしないと恥ずかしい思いをすることも!?
- 「マスク日焼け」を防ぐ方法
  - 日焼け止めを顔全体に！
  - 直射日光に当たるのを避けよう！
- もしマスク日焼けしてしまった時の対処法
それホントに“マスク”が原因??
- マスクによる肌荒れの症状
マスクによる肌荒れを防ぐ、3つのケア方法
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今年のウイルス対策には手放せないマスク、でも肌荒れが気になる・・・

緊急事態宣言が解除された今、徐々に元の生活に戻りつつあります。しかしそれと同時に密集してしまう機会がどうしても増えるため、マスクを着用することで対策をしていく必要があります。しかしその対策には思いがけない落とし穴があったのです。

長時間の着用が肌トラブルを引き起こす？！

　その「落とし穴」とは、マスクの着けすぎから生じる「肌へのダメージ」です。マスクといえば

保湿の効果があって、肌にいいんじゃないの？

という声も多いと思います。確かにマスクをすることで自分の呼気から出た水分が外に出づらくなり、常に肌は保湿された状態になります。しかし、驚いたことにその保湿でさえも最悪肌荒れに繋がる事があるのです。一体どういう事なのでしょうか？

肌にはいいことなし?? マスク着用中に肌に起きていることとは

マスクが肌へ与える悪影響について考えたことがある人は少ないかもしれません。ここでは、何故マスクによる保湿が肌荒れに繋がるのか？という事の答えも含めて、ダメージの正体について詳しく解説していきます！

こんな事まで？！肌荒れにつながる3つのダメージ

長時間のマスクの着用による肌へのダメージは大きく分けて

「擦れ」

「蒸れ」

「乾燥」

の3つがあります。マスクを外した後に肌がヒリヒリしたり、かゆくなったりした経験はありませんか？ダメージの正体についてそれぞれみてみましょう！

1:肌とマスクの「擦れ」による肌の赤みや痒みなどの炎症

まず1つ目は「擦れ」です。口の動きや表情による肌とマスクの擦れにより肌が刺激されることで肌のバリア機能が低下し、肌が炎症を起こしてしまうため、赤みや痒みなどの湿疹が生じる原因になります。

2:マスク内の「蒸れ」による雑菌が繁殖しやすい環境づくり

2つ目は「蒸れ」です。前述の通りマスクには肌を保湿する効果があるので、マスクの中は常に蒸れた状態にあります。しかしその「蒸れ」こそがくしゃみやせき、呼吸などで口内から排出された雑菌を増殖させてしまうのです。また先ほどの擦れで生じた湿疹をさらに悪化させてしまう原因にもなり得ます。

3:マスクを外した時に起こる水分の蒸発による「肌の乾燥」

3つ目は「肌の乾燥」です。マスクを着用している間、マスク内は湿度が保たれるため肌が乾燥することはありません。特に冬時期は大気が乾燥しているため、乾燥防止のためにマスクをする方も多いと思います。問題はマスクを外した瞬間です。高温多湿なマスク内に比べると、外気の湿度は低いため、肌の水分は蒸発してしまい、肌の乾燥をもたらします。それはマスクを外した時にツッパリ感であったりヒリヒリ感を感じる原因になります。

男性は特に肌荒れリスクが高い!? その理由とは・・・

ここまでマスクが肌に与えるダメージについて解説してきましたが、実は男性は特にそのダメージを受けやすいんです。どうしてなのでしょうか？

水分量が女性の半分以下で「乾燥」しやすい

男性の肌の水分量は女性の肌のなんと半分以下！しかも肌に水分を保っておく力も弱いので、男性の肌は乾燥しやすいのです。

皮脂分泌量は女性の三倍で肌荒れが悪化しやすい

男性は女性の三倍の皮脂が分泌されています。適量であれば皮脂は肌の水分の蒸発を抑えてくれる働きがあるのですが、量が過剰であると皮脂を好む雑菌が増殖してしまうため、マスクの「蒸れ」と相まって肌荒れを悪化させてしまう可能性があります。

対策をしないと恥ずかしい思いをすることも!?

夏などの日差しの強い季節は日焼けに悩まされますが、マスクをしているとその部分だけが日焼けをせず白くなってしまう「マスク日焼け」が起きてしまう可能性があります。マスクを外すときに恥ずかしい思いをしないでいいように、どのような対策をとれば良いのでしょうか？

「マスク日焼け」を防ぐ方法

マスクを着けていないときの日焼け対策と大きくは変わりませんが、その中でも注意すべき点を中心に紹介します！

日焼け止めを顔全体に！

マスクに覆われている部分はそうではない部分に比べ紫外線を浴びる量が少ないので日焼け止めは露出した部分にだけ塗りたくなるかもしれません。しかしそうしてしまうと、マスク部分が浴びる紫外線は０ではないので逆にマスクの部分の方が焼けてしまう恐れがあります。そうならない為にも、マスクをするしない関係なく、日焼け止めは顔全体に満遍なく塗りましょう！

直射日光に当たるのを避けよう！

日傘をさしたり帽子をかぶったりする事で露出部分が受ける直射日光を避け、浴びる紫外線の量を減らすことができます。結果マスクに覆われている部分が浴びる紫外線の量との差が小さくなることで、マスク日焼けを防ぐことができるのです。

もしマスク日焼けしてしまった時の対処法

それでも完全にマスク日焼けを防ぐのは難しいことです。流水や氷、保冷剤、濡れタオルなどを用いてできるだけ早く肌を冷やしてあげることで日焼けを早く治すことができます。また、その時肌は脱水状態にあるので化粧水などでしっかりと保湿する事も心がけましょう。

注意

日焼け後の肌は軽いやけどと同じで紫外線により炎症を起こしている状態なので、刺激を与えないようにしましょう。

それホントに“マスク”が原因??

肌荒れの原因は生活習慣や食生活など考えられるものが多く存在するので、症状からその原因を見つけ正しく対処していく必要があります。本当にマスクによる肌荒れなのか、症状からその原因を特定していきましょう！

マスクによる肌荒れの症状

3つのダメージ別に肌荒れの症状をまとめました。もし過去に経験したことのある症状がある方はその原因に注目してみてください。

「擦れ」が原因の症状

擦れが原因の症状は、マスクと接触している部分に出るという共通点があります。その事を意識しながら次の症状を確認してみてください。

かゆみやかぶれなど皮膚の炎症

この症状は肌がマスクから刺激され続けた時に起こる、肌からのSOSのようなものです。マスクと肌の接触部分である、耳・顎・頬に多くみられます。またこれを無視すると炎症が長期化し、慢性化する可能性があります。

白ニキビ

マスクと肌が擦れることにより毛穴は塞がってしまい、毛穴から出るはずの皮脂などが皮下に蓄積されます。これが詰まることでできるのが「白ニキビ」です。

「白ニキビ」はかゆみや痛みなどがほとんどないまだ軽症の初期のものであるといえるので、悪化する前に治療することできれいに治すことができます。

「蒸れ」が原因の症状

「蒸れ」は雑菌を増殖させたり擦れで起きた炎症を悪化させたりなど肌荒れの長期化・慢性化に繋がる原因になります。直接的に肌荒れを引き起こすわけではありませんが、今肌にトラブルを抱えている人は全員対策をしていく必要があります

「乾燥」が原因の症状

マスクをしていると見逃しがちな「乾燥」による症状について解説します。マスクによる「乾燥」はそのタイミングが特徴です。

マスクを外したあと痛い、ヒリヒリする

先ほども説明しましたが、マスク着用時は肌は保湿された状態にあっても外した時に肌の水分は奪われるため、乾燥肌になってしまいます。さらにそれを放置していると乾燥肌は悪化し敏感肌となり、マスクの刺激だけで「痛み」や「ヒリヒリ感」などを感じるようになります。

マスクによる肌荒れを防ぐ、3つのケア方法

ここまでマスクの肌への影響について解説してきましたが、症状に経験があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか？それらは対策を施すことで全て未然に防いだり、治したりすることができます！

正しいケア方法を知ることで、コロナも肌荒れも乗り越えましょう！

1:正しいスキンケアを心がける

マスクにより肌はダメージを受けているので、肌荒れを防ぐためには肌のアフターケアが必要不可欠です。具体的には何をすればいいのでしょう？説明していきます！

乾燥しがちな肌に保湿を

マスク着用後の乾燥した肌は表面のバリア機能が低下しており雑菌やウイルスの侵入が容易になっているため、毛穴の汚れを落とすためのしっかりとした「洗顔」、敏感肌になるのを防ぐための「肌の保湿」を心がけていく必要があります。次のサイクルで肌の乾燥を防ぎましょう！この順番が非常に大切になります！

手順1
肌の汚れを落とすために“洗顔”

長時間のマスクの着用による肌の汚れをしっかり落としましょう。

手順2
肌に水分を与えるために“化粧水”

洗顔後の肌は乾燥しています。化粧水を使うことによって肌に水分を与え、潤わせましょう。

手順3
化粧水の水分を逃さないために“保湿クリーム”

化粧水によって潤った肌が乾燥してしまわないように保湿クリームを塗ることで潤いを持続させましょう。

注意

乾燥により痛みなどを感じる方は敏感肌になっている可能性があるので、肌の炎症を抑えるためにも抗炎症作用のある化粧水をおすすめします。

刺激は禁物

しっかりとした洗顔が必要ではあるのですが、顔をごしごし擦るように肌に刺激を与えるような洗い方はさらに肌にダメージを与えてしまう可能性があります。ですので泡をしっかりとたてて、手ではなく泡で顔を洗うイメージで洗顔しましょう！

2:肌にやさしいマスク選びをする

マスクにも様々な種類があり、そのマスクを考えて選ぶことも肌荒れ対策の一つです！ではどこに注目して選べばいいのでしょう？こちらも説明していきます！

素材・形状・使い捨てか洗えるかに目を向けよう

一概にマスクといっても様々な種類がありますが、その中でも「素材」「形状」「使い捨てかどうか」の3つが重要です。「素材」は使い捨てのマスクは不織布タイプが多いですが肌の負担になりやすいので極力、コットン100%やシルク100%のものを。「形状」は顔の凹凸にフィットするように極力平面型ではなく、立体型のマスクを。使い捨ての場合は一度使ったら再利用せず捨てるようにして、洗えるマスクは正しく洗うことを意識することで肌への負担を大きく減らすことができます。

マスクを手作りする際にも、この3点に注意してみてください!