鼻毛を処理する方法はいくつかありますが、正しい方法はあるのでしょうか?今回は切る・抜く・脱毛など、それぞれの特長や処理方法を詳しくご紹介します。自分に合った処理方法をみつけて、鼻毛の出ていないスマートな男性を目指しましょう。
鼻毛の処理は必要?鼻毛の役割や伸びる原因を知ろう
「鼻毛なんて処理する必要ある?」なんて思っているみなさん、鼻毛が出ているのに気がついていないのは、自分だけかもしれませんよ。他人はなかなか指摘してくれない部分ですので、その結果1日中鼻毛が出たまま過ごしていた、なんてこともよくある話です。鼻毛の処理の必要性を今一度確認してみましょう。
鼻毛の役割は大きく分けて3つ
「鼻毛はいらないのでは?」と感じている方もいるかもしれませんが、3つの役割を担っているためなくてはならない存在です。その役割について、詳しく確認してみましょう。
異物をキャッチする働き
呼吸時に入ってくる空気のなかにはゴミやほこり、細菌やウイルスがたくさん含まれています。しかし、鼻毛があることでこれらの異物をキャッチすることができ、気管支や肺への侵入を防ぐ、フィルターとしての役割があるのです。鼻毛がなければホコリも雑菌も吸い込み放題となってしまいます。
臭いを判別しやすくする
鼻のなかの嗅覚神経の先端には、 “嗅毛(きゅうもう)”と呼ばれる毛が生えています。これは臭いの微粒子をかぎ分け、脳へ電気信号を送る重要な働きを担っています。そのため鼻毛がなくなると、臭いをかぎ分けることができにくくなり、臭いに対して鈍感になってしまいます。
鼻のなかの湿度を適度に保つ
鼻呼吸をしていると、空気の出入りで鼻のなかはどんどん乾燥します。しかし、鼻毛が空気中の水蒸気をキャッチするので適度な加湿をすることができ、鼻のなかや喉の乾燥まで防いでくれます。
鼻毛が伸びる原因は?
鼻毛が伸びる速度は環境などにもよりますが、平均すると1日で0.15mm程度、1ヶ月にすると5mm程度といわれています。しかし鼻毛は髪の毛などのように伸び続けることはなく、適度な長さで抜け替わります。この適度な長さというのは個人差が大きいため、鼻から出ない長さで止まる人もいれば、鼻から豪快に出る人もいるのです。
男性は女性より伸びやすい!
女性より男性の方が鼻毛の出ている確率が低いのは、もちろんしっかり処理をしている人が多いこともありますが、“テストステロン”という男性ホルモンが関係しています。テストステロンが多いとひげやすね毛などの体毛を活性化させ、鼻毛も同様に伸びやすくなるのです。
そのため女性より男性の方が、鼻毛の処理が必要となります。
加齢によるもの
毛にはそれぞれ毛周期があり、一定の期間を迎えると自然と抜け落ちます。しかし、加齢とともに毛周期は長くなる傾向にあり、抜け落ちるまでの期間も長くなってしまうのです。
その結果、毛がどんどん伸びてしまい、若いころは出ていなかった鼻毛が急にはみ出すようになることがあります。
汚れた空気のなかにいる
鼻毛を伸ばしてしまう大きな要因が、生活している空気環境です。鼻毛はフィルターの働きがあるため、ゴミや汚れなどが多いと感じると自己防衛機能によって鼻毛を伸ばし、ガード力を上げようとします。例えば交通量が多い道路付近に住んでいたり、部屋が汚れていてホコリが多かったりすると、鼻毛が伸びやすくなります。
「田舎から上京したら鼻毛が濃くなった」という話も、空気の汚れた都会に住むことによって起こりうる話です。
喫煙の習慣がある
同じ理由で、喫煙者は鼻毛が伸びるのが早いといわれています。常にたばこの煙を吸うこととなるので、防御するために非喫煙者より伸びやすくなるのです。
鼻毛が出ていて良いことなし!
鼻毛自体にはしっかりとした役割がありますが、鼻から出ている毛にメリットはありません。しかも鼻から毛が出ている人を見たら、次のようなマイナスの感想を持つ方が多いようです。
鼻毛が出ているだけで全体的に不潔見える
鼻毛は決してきれいには見えないため、そのインパクトからすべてが不潔に見えてしまう恐れがあります。髪をばっちりセットして、おしゃれに服を着こなしていても、鼻毛が出ていれば“汚い人”と思われているかもしれません。
私生活もだらしないと思われる
鏡をしっかりと見れば鼻毛に気がつけます。その簡単な身だしなみさえも怠っているということは、「部屋も汚なくてだらしない性格なのかも……」と感じさせます。
恋愛対象からは外れる
恋人の鼻毛が出ていたら嫌ですよね?好きになってからなら笑って注意できるかもしれませんが、初対面から鼻毛が出ていれば、いきなり恋愛対象から除外されてしまうこともあるでしょう。
アイテム別!鼻毛の正しい処理方法
鼻毛の処理方法は大きく分けると、『切る』『脱毛する』『抜く』の3種類となります。それぞれの処理に使うアイテムの特長と、処理方法を見てみましょう。
鼻毛用ハサミ
鼻毛用ハサミは、通常のハサミとは異なり、鼻のなかを保護するために先端が丸くなっています。狙った鼻毛を確実にカットしやすいですが、慣れるまでは扱いが難しいかもしれません。
特長
ドラッグストアやコンビニなどでも売られていて、安価なことから購入しやすいアイテムです。持ち運びしやすいサイズなので、外出先のトイレなどでも使うことができます。
ただ、カットした毛がまばらになるため、長さを揃えることはできず、あやまって鼻のなかを切ってしまうこともあります。上手に扱えるようになるまでは、使いにくく感じることもあるでしょう。
使い方
- 手順1
鼻のなかが濡れていると鼻毛がへばりついて切りにくかったり、カットした鼻毛が鼻のなかに残りやすくなったりしますので、ティッシュで拭き取ります。
- 手順2
指で鼻の穴が上を向くように押し上げて、はみ出している鼻毛をカットしていきましょう。ハサミを鼻の穴のなかになるべく入れないようにすることで、鼻を傷つけにくくなります。
- 手順3
カットした鼻毛が鼻の穴に残っているとチクチクしますので、ティッシュできれいに拭き取りましょう。
- 手順4
処理が完了したら、ハサミは水洗いやアルコール消毒などをして清潔に保ってください。
おすすめ商品
【貝印】関孫六 ゴールドハサミ(セーフティ)
24金メッキで仕上げてあるので、高級感があります。先がしっかりと丸くなり、安全性にも優れています。
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鼻毛用カッター
鼻毛をセルフで処理する方法のなかで、1番安全性が高いのが鼻毛用カッターです。扱い方も簡単で、初心者でも危険がないよう工夫してあります。種類は手動と電動の2種類がありますので、扱いやすい方を選んでみてください。
特長
- 手動の鼻毛カッター
- 電動の鼻毛カッター
電池や充電なしで動くため、どんな場所でも気兼ねなく使用しやすいでしょう。初めは力加減が難しいかもしれませんが、鼻を傷つけないようガードもしっかりされていて、慣れればスムーズにカットすることができます。毛の長さも一定に揃えられるので、見栄えも良いでしょう。
電池や充電で刃が電動で回転し、鼻に入れるだけで自動的に鼻毛をカットしてくれます。手軽さはどの処理方法よりも優れていますが、種類によっては値が張ります。また、刃が電動する音が響くので、人がいるところでこっそりと使いにくいというのが難点です。
使い方
- 手順1
鼻毛用ハサミと同様、鼻のなかが濡れているとうまく処理できませんので、ティッシュで水分を拭き取ります。
- 手順2
鼻のなかにカッターを入れます。このとき奥まで入れないよう注意してください。
- 手順3
電動の場合はスイッチを入れて、手動の場合はそのままくるりと回転させましょう。
- 手順4
カットした鼻毛が鼻のなかに残らないように、ティッシュで拭き取ります。
- 手順5
鼻毛カッターを掃除して終了です。
おすすめ商品
【パナソニック】エチケットカッター(鼻毛カッター)ER-GN70
手にフィットする形で扱いやすく、安全性も抜群です。カットした毛は吸引してくれるので、掃除も簡単にできます。
【パナソニック】エチケットカッター(鼻毛カッター)ER-GN70
クリニックやサロンでの脱毛
徹底的に鼻毛を処理したい場合は、クリニックやサロンで脱毛をしてもらう方法があります。プロに施術をしてもらえるので、鼻のなかを傷つけてしまう可能性も低く、もしものトラブルときもすぐに対処してもらえます。
特長
クリニックやサロンでの脱毛は、脱毛範囲は鼻の入り口から1cmまでというところが多く、奥まですべての脱毛はできません。奥の方の鼻毛が伸びてきた場合は、自分でカットが必要となります。それでも鼻毛処理をする頻度は圧倒的に少なくなり、人によっては全く必要がなくなるでしょう。
クリニックとサロンの脱毛方法はよく似ていますが、サロンでは永久脱毛はできません。一定の期間が経てば毛が再生することがあるので、お手入れから解放されたいならクリニックでの脱毛がおすすめです。
ただ、永久脱毛してしまうと脱毛を後悔したときに、再度毛を生やしたいと思っても不可能となります。よく考えてから、施術を受けるか決めた方が良いですね。料金も保険適用外となるので、自己処理と比べるとかなり高額です。
脱毛方法
- レーザー脱毛、光脱毛
- ニードル脱毛
クリニックの医療レーザー脱毛と、サロンの光脱毛の方法はほぼ同じです。脱毛したい部分にレーザー、または光を当てて毛根にダメージを与えて脱毛します。光脱毛は威力が弱いため痛みが少ないですが、その分完全に脱毛するまでには回数が必要となります。
レーザー脱毛は威力が強いので少ない回数で脱毛を完了できますが、痛みが強く光脱毛より高額になることが多いでしょう。
極細の針を毛穴に刺し、電流を流して毛根を破壊する脱毛方法です。1度施術した部分は確実に脱毛ができ、毛の再生もありません。しかし、毛穴一つひとつにアプローチするので時間がかかり、痛みもかなり強いのが難点です。また、ニードル脱毛を行っているサロンも少ないため、選択しにくいかもしれません。
おすすめのサロン・クリニック
男性専用の脱毛クリニックのため、男性が過ごしやすいよう受付から施術室まで気配りがされています。初めての方でも利用しやすいでしょう。
【MEN’S TBC】エステティック脱毛
数少ないニードル脱毛を行っている脱毛サロンで、1本単位から施術が可能です。
【メンズリゼ】メンズ脱毛
5回の施術で鼻毛の処理から解放されます。医師が常時いますので、もしものトラブル時も安心です。
抜く鼻毛処理は要注意
最後に鼻毛を抜く処理方法ですが、あまりおすすめしません。鼻のなかは大変デリケートなため、抜くという行為は刺激が強く粘膜を傷つける可能性が高いのです。また、抜いた毛穴から細菌が入って炎症を起こすこともあり、思いがけないトラブルになることもあります。
毛抜きで1本ずつ抜く方法と、ワックスを使用して一度に抜く方法がありますので、それぞれの特長をご紹介します。
毛抜き
毛抜きやピンセットで抜く方法は、力加減が難しく、かなりの痛みをともないます。1本ずつ抜かなければいけないので時間もかかり、鼻なのかを傷つける確率も高いので、メリットはほぼありません。毛抜きで抜くくらいならハサミやカッターで切りましょう。
ワックス
ブラジリアンワックスなどをはじめ、近年脱毛ワックスは人気アイテムとなっています。脱毛したい部分にワックスを塗り、固まるのを待ってから引き抜くだけの手軽さで、しかも一気に抜くことができるのが魅力です。
毛抜きと同じように粘膜を傷つけてしまう恐れはありますが、正しい使い方を守りながら行えば、鼻毛処理の時短もできるので、ケースに合わせて使い分けましょう。
おすすめ商品
【ブラビアンカ】KING’s NOSE WAX
ワックスを電子レンジで温めてから鼻に塗り、固まったら一気に引っ張るとごっそり抜くことができます。その抜け方は爽快感抜群です。
過度な鼻毛処理はダメ!起こりうるトラブル
鼻のなかはとてもデリケートですし、鼻毛には大事な役割があります。処理のしすぎは次のようなトラブルの原因となるので、カットするのは鼻穴から1cm付近だけとし、頻度は2~3週間に1度程度にしましょう。
それを守らないと過度な処理となり、次のようなトラブルが起こる恐れがあります。
鼻水が垂れ流しになる
鼻毛は鼻水が垂れないよう、ガードしてくれていることもあります。鼻風邪のような症状のとき、鼻毛がないとひっきりなしに鼻をすすらなければいけなくなり、粘膜を傷つけてしまうかもしれません。
風邪をひきやすくなることも
鼻毛はゴミなどと一緒に細菌やウイルスの侵入も防いでくれます。そのガードがなくなると、いつも以上に風邪をひきやすくなったり病気にかかってしまうことがあるでしょう。思わぬ体調不良にならないよう、適度に鼻毛は残してください。
花粉の季節は特に注意
花粉症の方は特に、鼻毛の切りすぎに注意してください。鼻毛は花粉の侵入も防いでいますので、処理をしすぎると花粉症の症状が悪化しやすくなります。
鼻毛ははみ出ない程度にしっかり処理が男のマナー!
鼻毛には大切な役割があり処理のしすぎは悪影響となりますが、鼻から出てしまっている毛には何のメリットもありません。ハサミやカッター、脱毛などを上手に利用し、マナーの一環としてしっかりと処理するのがおすすめですよ。
鼻のなかは大変デリケートなので、抜く方法は刺激が強く、あまりおすすめではありません。処理をするときは傷つけないよう優しく、カットのしすぎがないよう注意して行なってください。