春から新社会人になる男性必見!スーツの正しい着こなし方や選び方など、スーツに関する疑問やお悩みを徹底解説します。ぜひ記事を参考にして、スーツを正しくカッコよく着こなしてみてくださいね。
目次
知っておきたい!ビジネススーツの基礎知識
リクルートスーツとビジネススーツの違いは?
リクルートスーツの特徴
リクルートスーツは学生が就活で着るためのスーツです。色は無地のブラックやネイビーが定番です。ブラックスーツは会社説明会や面接だけでなく、冠婚葬祭などセレモニーでも着用できます。就活期間に着ることを目的としてつくられているため、ビジネススーツに比べて耐久性が弱く、あまり長持ちしません。
ビジネススーツの特徴
ビジネススーツは仕事の際に着用するスーツです。リクルートスーツと違い、茶色やグレー、ストライプ柄などデザインが豊富で、TPOに合わせて様々な着こなしを楽しむことができます。仕事着として長時間着るため、リクルートスーツに比べて生地がしっかりしており、長く愛用することができます。
ジャケットの種類と特徴
ビジネススーツは様々な種類やデザインのものがあります。特にジャケットの種類は人に与える印象が違うため、着用シーンによって着分けることが大切です。
シングルブレスト
前ボタンが一列に並んでいる定番の形のジャケットです。通常のビジネスシーンはもちろん、式典などのフォーマルシーンでも着用することができます。誰もが使いやすいシンプルなデザインで、多くのビジネスマンが着用しています。
ダブルブレスト
前ボタンが二列に並んでいるデザインのジャケットです。フォーマルで貫禄のあるイメージがありますが、最近は若い人でも着こなしやすいタイトなシルエットのものも増えています。着用する場面に合わせて色や柄を選ぶことが大切です。
スリーピース
ジャケット・ベスト・スラックスが揃ったスーツです。かっちりとした威厳のある印象を与えるため、初対面の人や目上の人に会う場合は失礼になってしまうかもしれません。着用する場合はTPOや着こなし方に注意しましょう。
スーツと必須アイテムの選び方のポイント
何着必要か確認する
スーツは着回しが大事!
職場にもよりますが、社会人になったらスーツは毎日のように着用するものです。1着を毎日着用していると、周りの人に不潔だと思われたり、すぐ傷んでしまう可能性があります。
何着必要か迷っている人は、春秋用、夏用、冬用と季節ごとにそれぞれ3着ずつ持っておくことをおすすめします。1日着たものは2日休ませるといったようにローテーションしながら着回すことで、スーツを清潔に長持ちさせることができますよ。
2つ以上用意しておくべきアイテム
・ワイシャツ…5~10枚程度
・ネクタイ…5~6本
・靴下…5枚程度
ワイシャツは二週間分の10枚あると安心ですが、最低でも一週間分の5枚は持っておきましょう。ネクタイや靴下も同様、一週間分あると便利です。ワイシャツとネクタイに関しては洗い替えができるという点はもちろん、様々なデザインのものを持っていればコーディネートの幅も広がりますよ。最初は一週間分用意しておいて、必要に応じて増やしましょう。
色や柄はシンプルなものをチョイス!
スーツ
スーツは黒、濃紺、濃いグレーなど暗めの色で無地のものがおすすめです。シャドーストライプなど目立たない柄のものでもかまいませんが、一度会社の雰囲気や先輩社員が着ているスーツを見てから考えたほうがいいかもしれません。
ワイシャツ
ワイシャツは派手な色や柄は避け、白か薄い水色の無地か目立たない柄のものを選ぶといいでしょう。スーツやネクタイと組み合わせやすいデザインのものがおすすめです。
ネクタイ
ネクタイは、ネイビー、グレー、ボルドー(ワインレッド)など暗めな色で、無地やストライプ、小さいドットなどの派手でない柄のものにしましょう。スーツに合うかどうかを基準に選ぶといいでしょう。
重視する機能性で選ぶ
クリーニング要らず!家で洗濯できるスーツ
「ウォッシャブルスーツ」は、自宅の洗濯機での洗濯やシャワーなどの水洗いに対応できるように他のスーツと比べて頑丈なつくりになっています。クリーニングに店に持っていく手間やクリーニング代がかからず、出張先でも洗うことができる優れものです。
ストレッチ性がありシワになりにくいスーツ
スーツのケアが面倒だという方はシワになりにくいスーツがおすすめです。「防シワ性」や「形状記憶」という表記があるものや、ウールにポリエステルなど強度のある素材を混紡したものを選びましょう。出張や営業など移動の多いビジネスマンに最適なスーツです。
価格で選ぶ
高額なものを着る必要はない!
新社会人のスーツの相場は20,000~40,000円程度とされています。スーツは消耗品と言われるように、2~3年も経つと着られなくなってしまうので、ブランドものや高価なスーツを購入する必要はありません。
高品質でコスパ良し◎おすすめスーツブランド3選
できるだけ低価格で良いスーツが欲しいという方におすすめしたいスーツブランドを3つご紹介します。スーツを購入する前にぜひ参考にしてみてくださいね。
●AEON(イオン) (価格:9,800円~)
イオンのスーツはとにかく低価格で、ほとんどが1万円台という手頃な価格で購入できるのが最大の魅力です。また、ウォッシャブルやストレッチ性など機能性が高いものが多くあり、サイズ展開も幅広いため自分にぴったりのスーツを見つけることができますよ。
●SUIT SELECT(スーツセレクト) (価格:18,000円~)
トレンドを取り入れたスタイリッシュなデザインと機能性の高さで若者に人気のスーツブランドです。また、ネクタイやカバンなどのアイテムも豊富で、リーズナブルな価格で手に入れることができます。ファッション性の高いデザインが好きな方におすすめです。
●UNIQLO(ユニクロ)(ジャケット・パンツ合わせて)(価格:24,000円~)
ユニクロのセミオーダースーツは、店頭で採寸された数値をもとに、自分の好みや体型にあったスーツをオーダーメイド感覚で注文することができます。数あるサイズパターンが常備されており、一から作られるわけではないので最短3日で届くのも嬉しいポイントです。
正しいスーツの着こなし方とやってはいけないNGコーデ
ジャケットのサイズ
スーツのジャケットのサイズが合っていないと、全体的にだらしなく見えてしまいます。自分に合っているサイズか確認しましょう。
- 肩幅にしっかりフィットしている
- 後ろから見たときにワイシャツの襟が1㎝程出ている
- ジャケットからワイシャツの袖が1㎝程出ている
- フロントボタンを留めたときにお腹の部分にシワが寄らない
- ジャケットはお尻が隠れるくらいの長さである
フロントボタンの留め方
・2つボタン…上のボタンのみ留める
・3つボタン…上2つのボタンを留める
・3つボタン段返り…真ん中のボタンのみ留める
スーツのフロントボタンはすべて留めないことがマナーです。また、椅子に座るときにボタンを留めているとシワの原因になってしまうため、座るときはすべて外しましょう。
Vゾーンの組み合わせ
スーツ・ワイシャツ・ネクタイから成るスーツのVゾーンは、組み合わせ方によって大きく印象を変えることができます。しかし、組み合わせ方を間違えると残念な印象になってしまいます。3つのポイントを押さえてかっこよく着こなしましょう。
1.同系色でまとめる
2.使う色は3色以下に絞る
3.柄物は2つだけにする
パンツの裾の長さ
ビジネスシーンだけでなく、フォーマルな場面にも対応できる「ワンクッション」(裾が靴の甲に触れるくらいの長さ)がおすすめです。短い丈のパンツはカジュアルな印象を与えてしまうため、ビジネスシーンには向きません。立っているときに靴下が見えない長さにしましょう。
靴下の色と丈
靴下は着ているスーツまたは履いている靴と同じ色の無地のものにしましょう。ひざ下くらいまでの長い丈のものがベストです。
おしゃれでカッコいいスーツ男子の着こなしをチェック!
スーツに関するQ&A
入社式のスーツ・ワイシャツ・ネクタイの色や柄は?
業種にもよりますが、大多数が黒か濃紺のスーツを着用しています。また、スーツは柄が入っていない無地のものを選びましょう。入社式はフォーマルな場なのでワイシャツは白が無難です。ネクタイはシルク地のネイビーやブルーなど派手でない色柄のものがおすすめです。
シャツはクリーニングに出すべき?
着るたびに毎回クリーニングに出す必要はありません。自宅で洗濯しても汚れが落ちない場合などは、クリーニング店にお願いしましょう。最近は防シワ加工が施された、アイロンをかけなくてもシワになりにくい「ノーアイロンシャツ」を取り扱うお店が増えています。ケアが面倒だという方はぜひ「ノーアイロンシャツ」を選んでみてください。
・「洋服の青山」【NON IRONMAX】シリーズ (価格:4,900円~)
・「はるやま」【i-Shirt(アイシャツ)】シリーズ (価格:4,600円~)
リクルートスーツはいつまで着ていい?
入社後もリクルートスーツを着用することは問題ありませんが、どうしても学生っぽいイメージを感じさせてしまいます。入社前、遅くても研修期間が終わるまでにはビジネススーツを用意しておくことが大切です。リクルートスーツは冠婚葬祭用に保管しておきましょう。
まとめ
今回はスーツの正しい着こなし方や新社会人のスーツの選び方についてご紹介させていただきました。ポイントを押さえて正しく着ることで、かっこよくスマートな印象に変えることができます。今回紹介した選び方や着こなし方を実践して、魅力的なスーツ男子を目指しましょう!