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【傷跡が気になる男性必見】傷跡を治す方法とは?目立たなくする方法や予防法

ケガややけどなどでできた傷は、傷跡になって残ってしまうことがあります。傷跡ひとつで見た目の印象が変わってしまうので、どうにかして消したい男性も多いでしょう。本記事では、傷跡が残る理由や傷跡を治す方法を解説します。目立たなくする方法や予防策もご紹介するので傷跡が気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

男のあるある?なかなか消えない「体の傷跡」

男性は、女性に比べて、力仕事や過酷な環境での仕事が多く、からだになかなか消えない傷跡ができることもあります。消えにくい傷跡にはどのようなものがあるのかをまずご紹介します。

すりむいてできた「擦り傷」

擦り傷は、皮膚が擦れてできる傷です。肌が出ている部分を地面や壁などで強く擦ると、出血したり、ヒリヒリと傷んだりします。

注意
表面が傷つくだけで自然治癒することも多いですが、すりむいた際に砂や菌などが入り込むかもしれません。その場合、傷口が膿んで治りが遅くなり、傷跡が残ってしまうこともあるので注意が必要です。

切ってできた「切り傷」

切り傷もよくあるからだの傷跡のひとつです。カッターなどの刃物で誤って切ってしまった、紙が擦れて切れたなど、皮膚が切れてしまうことで切り傷ができます

注意
浅い切り傷は、徐々に出血が止まり、皮膚もくっつきますが、深い切り傷は傷跡が残りやすいです。これは皮膚の土台である真皮が傷ついているためで、表面の皮が再生しきれず、傷跡が残ります。痛々しい印象を与えるので、なるべく消したい傷跡です。

傷跡が残ってしまう理由

日常生活での擦り傷や切り傷は、自然に治る傷も多いですが、傷跡が残る場合があるのはなぜでしょうか?傷跡が残ってしまう3つの理由を見ていきましょう。

真皮まで傷つき表面の皮を再生できない

人間の皮膚は、3段構造になっていて、下から皮下組織、真皮、表皮に分けられます。真皮は表皮の再生を助ける役割があり、真皮に達しない軽い擦り傷や切り傷などは、表皮を再生し、傷跡が残りません

MEMO
強い摩擦や深い切り傷が真皮まで達してしまうと、組織が繊維化し表皮は再生されずに、傷跡が残ってしまうのです。

コラーゲンの異常分泌で赤みや盛り上がりが残る

からだが傷を治そうとしているとき、傷口付近の細胞からつくられたコラーゲンが働いています。

通常は修復に適した量のコラーゲンが分泌されますが、傷の化膿や血行不良などによって異常分泌されることがあります。

MEMO
そうすると、傷の修復に支障をきたし、傷跡に赤みや盛り上がりを残してしまいます。

新陳代謝が乱れると回復が遅れる

人間の肌は、気づかぬうちに新陳代謝を行い、一定のサイクルで生まれ変わっています。垢や角質は古くなった肌の正体で、新しい皮膚になるために剥がれ落ちます。傷の修復にも新陳代謝が重要で、乱れると回復が遅れ、傷跡が残る原因になりかねません。

MEMO
新陳代謝が乱れる原因は、生活習慣の乱れにあります。食生活や睡眠、ストレス、便秘などによって新陳代謝の周期が乱れ、修復の遅れを引き起こします。

気になる傷跡を治す方法

残ってしまった傷跡を治す方法は、大きく分けて、医薬品でのケアと病院での処置の2つです。病院での処置にはいくつか種類があるので、どのような処置かも合わせて確認しておきましょう。

医薬品を使って傷跡をケアする

自分で傷跡を治したい男性には、傷跡にアプローチする医薬品がおすすめです。小林製薬の「アットノン」などが有名で、傷跡に塗ることで、皮膚の新陳代謝を活性化させ、表皮の再生を促進させる効果があります。

塗ってすぐに傷跡は消えませんが、皮膚の新陳代謝のリズムに合わせて使用すれば、徐々に傷跡が消えていく効果を期待できます。今すぐに傷跡を消さなくても大丈夫という男性は、医薬品のケアを地道に続けてみましょう。

病院で処置する

病院での医療的な処置は、治療方法が複数あります。傷跡を縫合したり、皮を移植したりすることで、傷跡を目立たなくできる可能性が高いので、大きな傷跡や傷跡の盛り上がりなどで悩んでいる男性は処置を検討してみましょう。

縫合手術

縫合手術は、傷跡を切り取って縫い合わせる処置で、切除術とも言われます。傷跡が取り除かれるので、気になる傷を治せる可能性が高いです。サイズの大きい傷跡の場合、複数回に分けて分割切除術を行う場合もあります。

注意
皮膚の定着を待って、2回目以降の手術をするので、通常の縫合手術より時間がかかる点には注意が必要です。

植皮術

範囲の広い傷跡の場合、縫合手術では歪みが生じるかもしれません。その点、植皮術は他の皮膚を傷跡に移植するのでゆがみを防ぐことができます。ただし、移植する皮膚と傷跡付近の皮膚で色が変わる可能性もあるので、検討する際は覚えておきましょう。

組織拡張器治療

組織拡張器治療とは、皮膚の下にシリコン製の風船を入れて、生理的食塩水で膨らませ、皮膚を伸ばして傷跡の修復に活用する処置です。縫合手術や植皮術が難しい広範囲のあざややけどなどに有効な方法で、自らの皮膚で傷跡を消すことができます。

チップスキングラフト

チップスキングラフトは、色が抜けてしまった傷跡や柔らかくなり質感が変わった傷跡の処置に採用されます。傷跡の皮膚表面を削り取り、削り取った皮膚を細かく切り刻み、傷跡に移植し、肌の質感を取り戻すことが可能です。

レーザー治療

レーザー治療は、盛り上がった傷跡や色が変わった傷跡に効果的な治療です。手術で改善できない傷跡を治せる可能性があるものの、レーザー治療は数回に分けて行うので、長期的な処置となります。

傷跡を目立たなくする方法

「医薬品でのケアで治らなかった」「病院での処置まで隠したい」という男性は、傷跡を目立たなくするアイテムがおすすめです。傷跡改善ジェル・傷跡改善オイル・傷跡カバーシートの3つのアイテムをご紹介します。

傷跡改善ジェルでケアする

「アットノンEX 透明ジェルタイプ」などの傷跡改善ジェルには、新陳代謝を高める効果と炎症を鎮める効果などがあります。継続的に塗ることで、新陳代謝が活性化し、徐々に傷跡が目立たなくなっていきます。

クリームタイプの医薬品と違い、白っぽくならずサラッと使えるのが特長です。クリームの白みやベタつきが気になる方は、ジェルタイプで傷跡をケアしてみましょう。

アットノンEX 透明ジェルタイプ

15g

傷跡改善オイルで保湿する

傷跡の修復には、潤いが必要です。乾燥すると赤みが長引いたり、傷が付いたりするので、治りが遅くなってしまいます。傷跡改善オイルは、傷跡の保湿を実現し、潤いを閉じ込めて、傷跡を目立たなくできます。傷跡ケア以外にも、肌ケアも同時にできるので、きれいに傷跡を改善したい男性におすすめです。

傷跡カバーシートで保護する

傷跡カバーシートには、ファンデーションテープといった商品があり、傷跡に貼るだけで傷が目立たなくなります。ファッションで肌を出すときなど、必要なときにすぐに傷跡を消せるのがメリットです。

プリマ 傷あとケアシート

1枚入り

傷跡を残さない予防も大切

傷跡を残さないためには、ケガややけどをしたときに適切な処置を行い、予防することが大切です。主な予防法を知っておき、ケガをした時にすかさず処置できるようにしましょう。

傷を洗浄する

傷ができたらまず消毒と思いがちですが、消毒は傷を治す細胞も殺してしまう可能性があります。そのため、傷跡予防には消毒より水での洗浄が大切です。傷口から分泌される体液が働く環境を整えることで、傷が修復されやすくなります。

日焼け止めで日光に当たらないようにする

傷跡に紫外線が当たり続けると、色素沈着を引き起こす可能性があります。傷ができてしまったときは、日焼け止めを塗り、紫外線をカットしましょう。帽子や服で日光を遮断するのも効果的です。

適切な処置で気になる傷跡から解放されよう

ケガややけどなどで残ってしまった傷跡は、医薬品でのケアや病院での処置で治すことができます。傷跡を目立たなくするアイテムもあるので、気になる傷を隠せます。

また傷ができたときに、傷跡が残らないようにする予防も大切です。洗浄や日焼け止めの使用を行い、傷の修復を早めたり、色素沈着を防ぎましょう。傷の範囲や状態などに合った処置を選び、気になる傷跡を改善してみてくださいね。