難しく感じる髪の黒染めも、きちんと手順を守れば自宅でも失敗なくできます。忙しくて時間が取れないとき、お財布に余裕がないときでも、黒染めをあきらめる必要はありません。自宅でセルフカラーして自然に黒染めできるカラー剤をご紹介します。
目次
自分で黒染めすると色むらなど失敗しやすい?
黒染めは難しいと言われています。自宅で行うと失敗するのではないかと不安な男性も多いですが、きちんとしたやり方で行えば自分で黒染めしても失敗しません。
手順を守って正しくしっかりと染めれば大丈夫!
黒染めを失敗しないためには、手順をきちんと守りましょう。
まずはパッチテスト
自宅でセルフ黒染めをするときは、必ずパッチテストを行ないましょう。体質に合わないカラー剤を使うと、かゆみや赤み、頭皮の肌荒れなどを引き起こします。
腕の内側などの肌の弱いところに少量のカラー剤を塗って、異変が起こらないかを試してみるのがパッチテストです。セルフ黒染めでのダメージを防ぐために、パッチテストは必ず行なうようにしましょう。
カラー剤を塗るのは毛先から
カラー剤は熱によって髪を染めます。髪は頭皮の熱で根元にいくほど温度が高く、染まりやすくなっています。染まりやすい根元を先に塗ると、全体を塗り終わるまでの時間だけ待ち時間が多くなり、仕上がりの色が濃くなってしまいます。カラー剤は毛先から塗っていくようにしましょう。
待ち時間と洗い流しはきっちりと
待ち時間は説明書の指示通りに、洗い流しは丁寧にきっちりとしましょう。待ち時間が足りないとキレイに染めることができません。十分に染まらなかったり、染まっているところと染まっていないところができる染めムラが起きたりする原因になります。また、洗い流しが不十分だと髪や頭皮に大きな負担がかかり、ダメージにつながります。
失敗しない黒染めカラー剤の選び方と種類
カラー剤の種類と、初めての黒染めでも失敗しない選び方をご紹介します。
明るめの髪を黒染めする場合は色味の濃いタイプを
明るめの髪を黒くするには、色味の濃いカラー剤で黒染めする必要があります。ブリーチなど色を抜いている場合や、軽さの出る明るい色のカラーリングを楽しんでいる場合に黒染めするときは、黒みの強いカラー剤を選ぶようにしましょう。
暗めの髪を黒染めする場合は色味がナチュラルなタイプを
暗めの髪を黒染めするのに主張の強い黒のカラー剤を使用してしまうと、不自然に真っ黒い色に染まってしまいます。自然な黒色にするために暗めな髪色を黒染めするときは、ナチュラルに仕上がるカラータイプを選んで使うようにしましょう。
泡・ムースタイプならとにかく簡単
泡・ムースタイプのカラー剤は、使用方法が簡単で、誰でもキレイに黒染めすることができます。染めムラが起こりにくく、美しい仕上がりが期待できます。また染めている途中でカラー剤が垂れてきにくく、待ち時間も快適に過ごすことができます。
クリームタイプは仕上がりキレイ
クリームタイプはキレイに染めることが可能なカラー剤です。髪に密着し、しっかりと色を定着させることができます。色持ちが良く、戻した黒髪を長い間キープすることができます。
1日だけの黒染めならスプレーが大活躍
葬式や法要などの仏事、就職活動やアルバイトの面接などで1日だけ黒髪に戻したいときに便利なのが、スプレータイプの黒染めカラー剤です。スプレーして必要な1日だけ黒髪にすることができます。
シャンプーするとまた元の髪色になり、戻した黒髪のまま一定期間を過ごす必要がありません。お気に入りの髪色にすぐに戻し、これまで通りの生活を楽しむことができます。
自然な黒染めを実現するカラー剤5選
自宅で自然な黒染めができるカラー剤をご紹介します。
【マンダム】ギャツビー ターンカラー スモーキーブラック
よく染まって長持ちする、クリームタイプのカラー剤です。浸透力に優れていて、髪の奥までしっかりと染めることができます。アッシュ系カラーで、つややかな黒髪に仕上がります。待ち時間によって、染め具合を好みに調節することが可能です。
グルタミン酸、アルギニン、プロリンといったアミノ酸系トリートメント成分を配合し、ダメージを防ぎます。さらさら成分としてスムースポリマー、つややか成分としてミネラルオイルも配合していて、さらさら・つややかな美しい黒髪を実現します。
【マンダム】ルシード ワンプッシュケアカラー ナチュラルブラック
ワンプッシュで出る2種類のクリームでしっかりと染めることができるカラー剤です。混ぜる手間なくサッと使え、低pH処方でカラー後のパサつきやゴワつきを防ぎます。髪にハリやコシを与える浸透性アミノ酸や毛髪を保護する海藻エキスとコラーゲンを配合し、ダメージを抑えて健康的で力強い髪色に仕上げます。
【メンズパルティ】エナジーターンカラー ナチュラルブラック
クリーミーな乳液タイプのカラー剤です。ヘアトリートメント成分が配合されているため、うるおいとツヤのある髪に仕上がります。一度のカラーで明るい髪色もしっかり染まり、自然な黒髪に染め上げます。また、シトラスのやさしい香りが、カラー剤特有のイヤなニオイを抑えてくれます。
【ホーユー】メンズビゲン ムースカラー 7 (ナチュラルブラック)
ワンプッシュで泡が出て、そのまま塗って染めるだけの簡単なカラー剤です。髪の奥まで浸透する泡で、ムラなくしっかりと染まります。毛髪保護成分としてタウリン、アスパラギン酸を配合し、傷みを防ぎながらキレイに染めることができます。センブリエキスと海藻エキスが潤いを与え、ツヤも守ります。
【ヘンケル】フレッシュライト ミルキー髪色もどし クールブラック
乳液タイプのカラー剤がくし形のノズルから出てきて、そのまま直接髪につけることができるカラー剤です。簡単・手間いらずで、初心者でもスムーズに黒染めすることができます。溶かすだけで均等に塗り広げることができ、ムラになる心配がありません。うるおい成分に8種類のアミノ酸を配合し、つややかに仕上げます。
自宅でのセルフ黒染めを失敗しないために押さえておきたいコツ
自宅でのセルフ黒染めを失敗しないコツをご紹介します。
必要なものは事前に揃えておく
セルフカラーをするときは、必要なものはきちんと準備して揃えておきましょう。セルフカラーではクシや耳キャップ、ケープなどを使って行ないます。必要なものがないと、キレイに染めることができません。黒髪戻しをする浴室や脱衣所などに、必要なものは全て揃えてから作業を始めましょう。
カラー剤はたっぷり使う
カラー剤は多めの量を、たっぷりと使うとセルフ黒染めでもキレイに染めることができます。量が少ないとカラー剤がきちんと塗れていない場所ができてしまい、均一な染め上がりになりません。
待ち時間は指示を守る
説明書に書いてある待ち時間を守ることも、セルフ黒染めを成功させるコツです。待ち時間が短いと十分に染まらず、長すぎると頭皮の肌荒れなどを引き起こす原因になります。時計できちんと時間を計って、待ち時間を守るようにしましょう。
ラップを巻いて全体にしっかり馴染ませる
クリームタイプのカラー剤は、ラップを巻いて浸透させます。すき間があかないように注意しながら巻いて、しっかりと馴染ませるようにしましょう。
洗い流す際は乳化を行う
洗い流すときはまずお湯をカラー剤に含ませるようになじませて、乳化させることが大切です。乳化を行なわずにいきなりシャワーを強く当てたりシャンプーをつけてこすったりすると、髪が傷んでしまいます。染め上がりの美しさにも影響するので、お湯での乳化はしっかりとしましょう。
アフターケアもきちんと行なう
セルフ黒染めは気をつけて行なっても、少なからず髪にダメージを与えます。面倒でもトリートメントなどのアフターケアをしっかりと行い、ダメージを最小限に抑えましょう。
コツとポイントを抑えて、自宅で自然で綺麗な黒染めを!
自宅でのセルフ黒染めもコツとポイントを抑えれば、失敗なく仕上げることができます。黒染めを維持する期間や目指す仕上がりにぴったりのカラー剤で、キレイな黒髪に戻しましょう。