鼻毛の中に白髪…まだ若いのになぜ！？その原因と対処法をご紹介

鼻毛が黒髪から白髪になるメカニズム

髪の毛と同様、白髪は通常年齢とともに増えていくものです。そのため、10代・20代で生えてくると「若いのになぜ？」と疑問を感じてしまいますよね。そこで、まずはなぜ毛髪や鼻毛が白髪になるのか、5つの原因をご紹介します。

白髪になるのはメラノサイトの働きが低下しているから

髪の毛の色は、髪の内部にあるメラニン色素の量や種類によって決まることをご存知ですか？黒髪にはたくさんのメラニン色素が存在していますが、白髪にはほとんどありません。

メラニン色素は、髪の毛を作り出す毛母細胞に隣接するメラノサイト（色素形成細胞）でつくられます。毛母細胞が髪をつくり出す過程で、メラノサイトから毛母細胞にメラニン色素が渡されることにより髪は黒や茶色に色づきます。

メラニン色素をつくるメラノサイトの働きが弱まり、メラニン色素がつくられなくなること、そして毛母細胞に色素が渡されなくなることで白髪ができてしまうというのが、白髪のできるメカニズムです。

黒髪から白髪になる原因5つ

さて、いったいなぜ黒髪は白髪になるのでしょうか？白髪の主な原因は加齢ですが、原因はそれだけではないようです。ここでは、黒髪から白髪になる原因を5つご紹介します。

加齢

白髪が生える主な原因は、加齢です。メラノサイトは、チロシナーゼという酵素の力を使ってメラニン色素をつくるのですが、このチロシナーゼは年齢とともに減少し、メラノサイトの働きも同時に低下するといわれています。メラノサイトの機能が低下することにより、メラニン色素がつくられず、色のついていない真っ白な毛（白髪）が生えてくるのです。

遺伝

一般的な白髪の原因は加齢によるところが大きいのですが、若いときに白髪が生えるというような若白髪の場合は、遺伝の可能性が高いようです。

髪の毛の色素をつくるメラノサイトの働きが弱い家系だと、遺伝的に若白髪になりやすい傾向があります。両親ともに若白髪だった場合は、かなりの確率で子供もその遺伝子を引き継いて若白髪になりますし、片親が若白髪という場合でも若白髪になる可能性は充分にあり得ます。

ストレス

「ストレスで髪の毛の白髪が増える」というのは良く聞く話ですが、鼻毛の白髪も同様で、ストレスによって増えるといわれています。日常生活でストレスが増加すると、メラノサイトが正常に機能しなくなり、メラニン色素がつくられないことで白髪になります。

栄養状態が悪い

不摂生が続き食事の栄養バランスが崩れていると、栄養不足になり、体調を壊すだけでなく、毛髪や鼻毛の白髪の原因になります。

髪の毛を黒くするメラニン色素をつくるには、アミノ酸（チロシン）や、銅などのミネラルが必要です。また、メラニンをつくるメラノサイトを活性化するにはビタミン類が使われます。

喫煙

タバコを吸う人は、吸わない人に比べて白髪になる可能性が約4倍にもなるそうです。タバコに含まれるニコチンは、メラノサイトを活性化するビタミン類を破壊してしまいます。

また、ニコチンは血管を収縮させる作用があり、喫煙することで血行不良を引き起こします。すると、メラノサイトに血液が行き渡らずに栄養や酸素が不足し、メラニン色素をつくる機能が低下することで白髪が発生するのです。

最初に白髪になる場所は鼻毛？

実は、人のからだの中で一番最初に白髪になる部位は、鼻毛です。「髪の毛は黒いのに、鼻の中には白髪がたくさん生えている」ということは十分考えられます。

髪の毛よりも先に鼻毛が白髪になる

一般的に「白髪」というと髪の毛を思い浮かべますが、実際は全身の毛すべて白髪になる可能性があります。

白髪になる順番は、鼻毛、髪の毛、ヒゲ、体毛、眉毛です。鼻毛は髪の毛よりも先に白髪になるため、髪の毛は黒いけど鼻毛の白髪を発見した場合、これから髪の毛の白髪になる可能性が高いといえます。

鼻毛の白髪を発見したら、髪の毛や全身の毛が白髪になる前兆なので、早めに白髪対策して白髪の進行を遅らせましょう！

白髪の鼻毛が太くて硬く長い理由は？

男性の鼻毛は女性に比べて太くて硬く伸びやすいと言われています。それはなぜなのか詳しくご紹介します。

男性の鼻毛の白髪が太くて硬く長いのは、男性ホルモンの影響

男性の鼻毛が女性よりも太く硬く伸びやすいのは、「男らしさ」をつくる男性ホルモンの影響です。女性以上に男性は鼻毛が飛び出していないか、身だしなみに気をつける必要があります。

鼻毛の伸び方は生活環境の影響が大きい

排気ガスが多かったり、ほこりが多いなど、空気の汚れている場所にいると鼻毛の伸びが早まるといわれています。

まだ若いのになぜ？10代・20代で鼻毛が白髪になる原因

白髪が生える原因で最も有力なのは、加齢によるものです。一般的には35歳頃から気になり始めるようです。しかし、10代・20代の若者でも若白髪に悩んでいる人もいるようです。それはいったいなぜなのか、説明します。

ストレスがたまっている

過度のストレスがかかると一時的に髪の毛が栄養不足になり、メラノサイトの機能が低下し、メラニン色素をつくれなくなります。そのため、ストレスが過度にかかると白髪が増えてしまいます。

ストレスによって白髪になった場合、ストレスが減るとメラノサイトの機能は元通りになり、白髪は黒髪に戻ります。

不摂生な生活を送っている

不摂生な生活を送りからだに必要な栄養が足りなくなると、10代や20代であっても白髪になる可能性があります。ひとり暮らしを始めたばかりで自炊に慣れていなかったり、忙しい日が続くと、どうしてもコンビニ食や外食が増えてしまうので、栄養が偏ってしまう若者も多いようです。

また、仕事が忙しくても「若いから大丈夫だろう」と睡眠を削り、からだにムチを打って頑張りすぎる人もいます。睡眠不足も白髪の原因のひとつです。なぜなら、睡眠不足になると血行が悪化して、髪の毛の色素をつくるメラノサイトに必要な栄養が行き届かなくなってしまうからです。

白髪の鼻毛が生えてこないための対策方法4つ

加齢や遺伝的要因は回避できませんが、そのほかの原因は生活習慣を変えることで、改善していくことができます。次に白髪が生えてこないための対策を4つ挙げてご紹介します。

ストレスをためないようにリフレッシュする

過度にストレスが溜まってしまうと、若くても白髪が生えてしまう可能性があります。

「スポーツで体を動かす」「ヨガや呼吸法を取り入れる」「カラオケに行く」「お笑いを見て笑う」など、人それぞれ自分に合ったストレスの発散方法があると思うので、自分の生活に取り入れやすい方法でストレスを解消しましょう。

冷えを改善して血行を良くする

血行が悪くなるとメラノサイトに必要な栄養が届かなくなり、白髪の原因になります。お風呂にゆっくり浸かったり、からだを動かして血行を改善しましょう。

頭皮のマッサージも白髪対策に効果的です。頭皮を刺激することで、血流が良くなり、髪に必要な栄養が届きやすくなります。お風呂に入って髪を洗う時などに、マッサージをしてみてください。リラックス効果もあるので、ストレス解消にも繋がりますよ。

栄養バランスの良い食事を心がける

食生活を整えて、健康な黒い毛をつくるために必要な栄養をしっかりと取りましょう。そのために必要な栄養素は、アミノ酸（チロシン）、ミネラル（銅）、ビタミンB6、ビタミンB12などのビタミン類です。

白髪対策で積極的に摂取したい栄養素は以下の通りです。

しっかり睡眠をとる

血行を改善したり、ストレスの解消、成長ホルモンの分泌にはしっかりと睡眠をとることが重要です。寝る1時間前にはスマホやPCを見るのをやめる、寝る前に湯船に浸かって体を温めるなど、寝つきを良くするための行動を心がけ、睡眠の質を上げましょう。

鼻毛の白髪の処理におすすめのグッズ

生えてしまった鼻毛の白髪はカットするのが一番です。発見したらすぐに処理してしまいましょう。ここでは、鼻毛の処理におすすめのグッズをご紹介します。

【Philips】フィリップス 鼻毛/耳毛カッターNT1152/10

フィリップ社の鼻毛耳毛カッターは、1台で鼻毛だけでなく、耳毛の処理も可能です。先端が丸みを帯び超薄刃で肌に当たらないように設計されていて、切れ味の良いカッター刃が効率よくカットしてくれるので、慣れない人でも安心して使うことができます。

また、カッター刃に毛が巻き込まれない設計になっているため、使用している時に毛が引き抜かれることはありません。本体は丸洗いできるので、お風呂でも使うことができますよ。

【NOVAKO】鼻毛カッター

NOVAKOの鼻毛カッターは、人間工学に基づいてつくられており、弧線デザインで鼻腔に優しい設計です。鼻の奥まで届きやすく、内刃だけが回転式になっているので、外刃から内側に入ってきた毛だけをカットし、肌に直接刃が当たらないので安心して使用できます。

高速回転モーターを搭載しているため、毎分8,500回の高速で360度全方位で太くて硬い毛も素早くパワフルにカットします。こちらも1台で鼻と耳両方利用可能です。コンパクトサイズなので、持ち歩きにも便利です。

【白十字】白十字 FC セーフティはさみ キャップ付

手軽に鼻毛をカットするには、鼻毛カット専用のはさみがおすすめです。白十字FCセーフティはさみは、刃先が丸く鼻腔内部を傷つけないので安心して鼻毛のお手入れができます。刃の長さは約2cmで鼻腔など狭い部位でも使いやすいサイズです。

鼻毛は抜かずに切る！ヘアカラーもNG

鼻毛を処理する時は、抜かずにカットするようにしましょう。どの部位の毛でも抜いてしまうと、肌にダメージがありますが、鼻の中には粘膜がありとても繊細なので抜いて刺激を与えると炎症を起こす可能性があります。

鼻毛の白髪はきれいに処理して清潔感を心がけよう！

からだの中でも一番最初に白髪が生える部分が鼻の中です。白髪の発生を遅らせるためには、ストレスを解消したり、食事のバランスを整えたり、白髪の改善に効果的な栄養素を積極的に摂取したりするなどの対策方法があります。

しかし、生えてしまった鼻毛の白髪はカットして、きれいさっぱり処理してしまうのが一番です。白髪の対策法をいつもの生活の中に取り入れながら、鼻毛はこまめに処理をして清潔感を心がけましょう！